目次
エクオールとは
大豆イソフラボンが腸内細菌によって生み出される代謝産物のことです。
大豆イソフラボンは、大豆に含まれているポリフェノールの1種で、大きく2つの種類に分類されます。
「グリコシド型イソフラボン」
糖が結合いるため、分子が大きくなり、分子が大きくなると栄養の消化吸収がしにくくなるというデメリットがあります。
「アグリコン型イソフラボン」
糖が結合していないため、分子が小さく消化吸収しやすい「アグリコン型」を多く含む食品を食べるのがイソフラボンを摂取するにはおススメです。
参照:医療教育研究所 https://www.ime.or.jp/daitai/daitai21.html
エクオールを作れる人作れない人?
エクオールを作れる人、作れない人の違いは、腸内でエクオールを産生する「エクオール産生菌」が活動しているかどうかです。
日本疫学会が発表した2014年のデータでは、日本人でエクオールを作れる人は43%と半数を切るという結果が出ました。
同じ調査を欧米の人々に行うと、エクオールを作れる人はさらに少なく20%~30%ほどです。
また、日本人でもさらに詳しく分類すると、若い世代も欧米と同じぐらいの20%~30%しかエクオールを作れないという結果も出ています。
厚生労働省が行なっている国民健康・栄養調査の結果では、50代を境に豆類を摂取する人の割合が急激に減っているため、食習慣の変化が影響していのではないかと考えられています。
参照:株式会社ヘルスケアシステムズ https://hc-sys.com/project/equol/
エクオールはどれぐらい摂ればいいの?
実際にエクオールを産生できない126名の45~60歳の閉経後女性を対象に臨床試験を行なったところ、エクオールを12週間1日10㎎摂り続けた結果、更年期症状の緩和が見られたというデータが出ました。
また摂取終了6週間後には症状が戻ったというデータもあります。
大豆イソフラボンは、食べても1~2日すると尿から排泄されてしまうため、大豆製品か直接エクオールを毎日摂り続ける必要があります。
参照:医療教育研究所 https://www.ime.or.jp/daitai/daitai21.html
大豆製品はどれぐらい摂ればいいの?
食事で大豆イソフラボンを摂取したい場合、どれくらいの量の大豆食品を食べるとよいのでしょうか?
エクオール産生には個人差があるのではっきりと言えませんが、毎日納豆1パック(約50g)が1つの目安といわれています。
大豆イソフラボンには副作用などはありませんが、1日の摂取量の上限は70~75mgとされています。
これは、納豆であれば2パック。豆腐であれば1丁と少々くらいです。
どんなに体にいい栄養素も摂り過ぎれば体に吸収されなかったり、体調に悪影響を与えることがあるので注意してください。
エクオールサプリの選び方は?
含有量を確認しましょう。
エクオールの1日の摂取目安量は、10㎎摂るのがいいという研究結果が出ています。
サプリメントの含有量が10㎎あるサプリメントを選ぶのが良いです。
そのほかは、粒数やカプセル等の大きさを確認して飲みやすさも確認しましょう。
毎日飲むものですので負担にならないのが続けやすさに繋がります。
参照元:カラダチェック https://karadacheck.com/column/what-is-equol-01/
その他の成分も確認しましょう。
エクオール以外にどのような成分が入っているかも確認しましょう。
エクオールに相乗効果がある成分や吸収をサポートしてくれる成分が入っているかで判断するのも一つの要素です。
飲むタイミングは?
医薬品ではないので飲むタイミングにきまりはありません。
吸収のいい空腹時に飲むのをお勧めします。
飲み方は?
サプリメントを飲む場合は、コップ1杯の水またはぬるま湯と一緒に飲むのをお勧めいたします。
どれぐらいの期間飲めばいいの?
サプリメントは、医薬品ではありませんので飲んですぐ何かが変わるというものではありません。
やはり最低でも3ヶ月間は継続してほしいです。
また長く飲んでいるうちに効果があまり感じられなくなる場合もありますが飲むのをやめてしばらくして体調が良かったことをあらためて感じたという話をよく聞きます。
何事も継続することが大切です。
エクオールを作れるかどうやって調べるの?
自分がエクオールを産生できるのかを調べる方法は2つあります。
1つは病院で検査を受けること。
もう1つは、「ソイチェック」というエクオールの検査キットに申し込む方法です。
ソイチェック
https://karadacheck.com/check-kit/soy-check/