シミはいつからできる?今すぐ始めたいシミ対策4つ

「年齢を重ねるにつれて、顔のシミが気になってきた」という方も多いのではないでしょうか。シミは、できる前に防ぐことが大切だといわれていますが、そもそもシミはいつ頃からでき始めるのでしょうか? 今回は、シミができる原因や種類を年齢別にご紹介しながら、効果的なケア方法についても解説していきます。
目次
シミは何歳からできるの? 原因は何?

シミとは、皮膚に黒いメラニン色素が過剰に蓄積され、周囲の肌よりも濃い色になってしまった状態のこと。ひとたびできてしまうとメイクで隠すのが大変なので、できればシミのない肌を保ちたいものですよね。では、シミはいつから肌に現れ始めるのでしょうか?
一般的に、シミの悩みが本格的に増えてくるのは30代からといわれています。30〜40代になると、肌質の変化に加えて、妊娠や出産といったライフスタイルの変化が影響し、シミが増えることもあります。
とはいえ、20代の早い時期からシミが気になり始める方もいます。また、「そばかすは子どものころからあった」という方も多いでしょう。シミの原因はさまざまで、環境や生活習慣によって、できやすさや現れるタイミングは人それぞれ異なります。
・シミの原因は?
シミの原因としては、加齢、肌への刺激、ストレス、生活習慣の乱れ、紫外線、女性ホルモンの変化などが挙げられます。
中でもよく知られているのが紫外線。紫外線は、肌内部でメラニン色素の過剰な生成を引き起こし、さらに肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)を乱すことで、シミの発生につながります。
さらに、間違ったスキンケアによる肌への刺激や、ストレス・生活習慣の乱れも、ターンオーバーを乱してメラニンを肌に定着させてしまう可能性があります。
年代別にチェック! できやすいシミの種類は?

一口に「シミ」といっても、その種類はさまざま。何歳ごろから現れるかも、シミの種類によって異なります。対策やケアを始める前に、まずは年代別にできやすいシミの種類を確認しておきましょう!
・20代からできやすいシミ
「炎症性色素沈着」
20代で見られるシミの多くは、「炎症性色素沈着」が原因とされています。これは、傷やニキビ、虫刺されなどの炎症によってメラニンが過剰に生成され、色素沈着として肌に残ってしまうものです。セルフケアではなかなか改善しにくいこともあるため、気になる場合は皮膚科やエステサロンに相談してみるのも良いでしょう。
・30代からできやすいシミ
「老人性色素班」
加齢に伴う肌の変化と、これまでに浴びた紫外線の影響によってできるのが「老人性色素斑」。30代〜40代ごろから気になり始める方が多く、紫外線を浴びるほどに数が増えやすいのが特徴です。最初は薄い茶色でも、次第に濃くなっていく傾向があります。
「肝斑」
頬骨や額、鼻の下などに、左右対称にできる薄い褐色のシミが「肝斑」です。輪郭がはっきりしないのが特徴で、30代〜40代の女性によく見られます。女性ホルモンの影響が大きく、ストレスや生理周期の乱れなども肝斑の発生に関係しているといわれています。
今日からできる!効果的なシミ対策4つ

年齢とともに目立ちやすくなるシミ。できるだけ増やさず、濃くしないためにも、今すぐ始めたいシミ対策をチェックしていきましょう。
1:紫外線対策を万全にする
シミの予防・改善において、まず大切なのが紫外線によるダメージを防ぐことです。日焼け止めは、季節や天候に関係なく、毎日欠かさず使いましょう。自分の肌に合ったものを選ぶこともポイントです。
日焼け止めの使用量は製品によって異なりますが、一般的には1cm四方あたり2mg程度が目安。顔全体であれば、パール2粒分くらいが適量です。
また、効果をしっかり持続させるためには、2〜3時間おきの塗り直しが必要です。日焼け止めだけでなく、日傘や帽子、サングラスなども併用し、さまざまな方法で紫外線から肌を守りましょう。
2:正しいスキンケアでしっかり保湿
正しいスキンケアも、シミ対策には欠かせません。まずはクレンジングと洗顔で肌を清潔に整え、その後、化粧水や保湿剤、美容液でしっかりと潤いを与えましょう。
肌の乾燥を防ぐことでバリア機能が高まり、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)も整います。ターンオーバーが正常であれば、紫外線によって過剰に生成されたメラニンも自然と排出されやすくなり、シミができにくい状態を保てます。
なお、スキンケアの際は刺激を与えないことも重要です。化粧水をパッティングしすぎたり、肌をゴシゴシこすったり、刺激の強いアイテムを使うのは避け、やさしく丁寧にケアしましょう。
3:抗酸化作用のある成分を食事から取り入れる
シミ対策には、食事から肌に良い栄養素を摂ることも大切です。栄養素は肌のターンオーバーを整えるのに役立ち、体の内側から肌状態をサポートしてくれます。特に、以下のような成分を含む食材を意識して取り入れましょう。
ビタミンA・C・E: 鶏肉、にんじん、かぼちゃ、緑黄色野菜全般
アスタキサンチン: 鮭、エビ、カニなど
ビタミン類は、メラニンの生成や老化を進める活性酸素の働きを抑え、シミや肌老化の予防に効果的とされています。
また、アスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑える働きもあるため、シミやエイジングケアに役立つと期待されています。
・女性ホルモンのバランスも食事でサポート
年齢を重ねると、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が減少し、肌トラブルが起こりやすくなります。こうした変化に備えるには、豆類・ナッツ類・肉・魚などをバランスよく摂取することが推奨されています。
なかでも豆類に含まれる「大豆イソフラボン」は、エストロゲンに似た働きをするため、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。豆腐や豆乳などの大豆製品に加え、ナッツ類や良質なタンパク源である肉・魚も意識的に取り入れて、内側からのケアを心がけましょう。
4:睡眠不足・過剰なストレス・生活習慣の乱れに注意!
睡眠不足やストレス、生活習慣の乱れは、自律神経のバランスを崩し、肌のターンオーバーを乱す原因になります。特に30代・40代の女性は、仕事や家事などで公私ともに忙しく、ターンオーバーが乱れやすいといわれています。
シミを予防するためには、十分な睡眠をとること、ストレスを溜め込まないように趣味やリラックス時間を持つこと、そして生活リズムを整えることも意識して取り入れていきましょう。
まとめ
シミは、20代から現れることもあります。だからこそ、年齢を重ねて目立ち始める前に、早めの予防が大切です。「年齢のせいだから…」とあきらめずに、できることから少しずつ始めて、透明感のある美しい肌を目指していきましょう。