20代・30代・40代年齢別「ほうれい線の原因と対策方法」

ほうれい線は小鼻の端と口角を結ぶ線のことで、濃く刻まれてくると、顔全体が老けた印象になってしまいますよね。
20代から気になる方も増えていて、その原因と対策は年代別に異なります。ほうれい線周りをケアできれば、実年齢より若々しく見せることも可能です!
今回は年代別に、ほうれい線の原因と対策方法をご紹介します。

そもそも「ほうれい線」とは? 目立ち始める年齢は?

ほうれい線とは、小鼻の端と口角を結ぶ線のこと。年齢とともに徐々に目立つようになるとされています。

一般的には、ほうれい線が気になり始めるのは30代以降とされていますが、実際には20代のうちから目立ち始める人も。
顔の骨格や生活習慣によっては、年齢に関係なくほうれい線が濃く出てしまうこともあるのです。

ほうれい線が目立つ原因を年齢別にチェック!

・20代の原因

顔の骨格・姿勢・表情のクセ・噛みグセ・歯並び・冷えによるむくみや脂肪など、20代のほうれい線の原因はさまざま。

特に毎日の姿勢や習慣によるクセが原因で、ほうれい線が目立つケースも多いです。
姿勢が悪い、スマホやパソコン作業でうつむいた姿勢を長時間続けている人は、顔全体の重力が下方向に引っ張られて、頬の部分がたるみやすくなりがち。

また無表情の人、食べ物をあまり噛まずに食べる人など日頃から顔の筋肉をあまり鍛えない人も、皮膚がたるんでほうれい線ができやすいとされています。

・30代の原因

30代でできるほうれい線の原因は、20代と同じく姿勢・表情・噛むときのクセ・冷えや乾燥などに加えて、加齢も関係していきます。

肌の表皮の下にある真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少したり、繊維細胞が老化して肌を支える機能が低下したりすることで、頬のたるみが進行。
特に頬の脂肪が多い人は、皮膚や筋肉を支える力が重力に負けて、頬が下がりほうれい線が目立ちやすくなります。

・40代以降の原因

40代では、20代・30代にほうれい線に影響していた原因に加えて、口周りの筋肉量の減少や肌のハリ・弾力が減ってしまうことも大きく関係していきます。

コラーゲン・エラスチンなど肌の弾力を保つ成分が減少したり、肌が乾燥したりする時には表情筋の動きによってできたシワが元に戻る力が弱いので、ほうれい線も深く刻まれやすい状態です。

ほうれい線の年齢別の対策は? 効果的なケア方法!

年齢別の原因がわかったところで、ほうれい線の対策・ケア方法もチェックして実践していきましょう。

20代にオススメのケア方法

20代は「予防」のケアをメインにすることが大切です。ほうれい線を予防するためには、肌にダメージを与える紫外線への対策や、栄養バランスの良い食事をとることが必要になります。

・紫外線対策
紫外線は肌のターンオーバーや再生力、バリア機能にダメージを与えて老化を早めてしまいます。1年中しっかり紫外線対策してくださいね!

・栄養バランスが取れた食事
過度な食事制限や無理なダイエットは、栄養バランスが崩れるのでNGです。
特に肌を作る基礎となる「タンパク質」が不足しないように肉類、魚、大豆製品・乳製品を積極的にとり、バランスの良い食事を心がけましょう。

30代にオススメのケア方法

30代になると乾燥や表情筋の衰えなどにより、ほうれい線が目立ちやすくなります。20代と同じように紫外線対策などをするのはもちろん、スキンケアからもアプローチしましょう!

・保湿や美肌ケアを念入りに行う
メイク落としや保湿など、普段のスキンケアをしっかり行うことで肌の弾力やハリがキープされて、皮膚表面のシワやたるみの予防が期待できます。
メイクをしっかり落として化粧水で肌に潤いを十分に与えたら、保湿剤・美容液、フェイスマスクなどで保湿を徹底してくださいね。

乾燥が気になる場合は、ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなど、保湿成分を配合した化粧品でしっかりと潤いを与えます。日中に化粧水をこまめに塗り直すのもオススメです。

・サプリで栄養を補う
20代と同じく栄養バランスが取れた食事を心がけることがポイントになりますが、食事だけでは必要な栄養素を補うのが難しい場合は、サプリを利用するのもオススメです。

肌の健康を整えるタンパク質、女性が不足しがちな鉄分、ビタミン・ミネラルなど、自分の悩みに合うものを選んでくださいね。

40代以降にオススメのケア方法

40代になると、表情筋の衰えがほうれい線の原因になりやすい状態です。20代・30代のケアに加えて、表情筋を鍛えるトレーニングやエクササイズを取り入れてみましょう!

・表情筋を鍛える
表情筋に限らず、筋肉は使わないと減ってしまいやすく、筋肉が固まりやすくなります。
そのままにしておくと顔のたるみやむくみにつながるので、意識して鍛えましょう!

簡単にできるのが、口を大きく動かしながら「あいうえお」と発生して鍛える方法です。
「あ」「い」とそれぞれ5秒ずつ発音をしながら、3セット行ってください。血行促進にもつながり、美肌ケアにも役立ちます。

まとめ

ほうれい線は、年々目立ちやすくなっていくので「早めのケア」が肝心です!
できてしまったほうれい線を改善するためにも、これ以上深く刻まれないように予防するためにも、対策方法を意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか?