気になる「ほうれい線」の予防方法と目立つ時の対策方法

ふと鏡を見た時に「ほうれい線が気になる!」とショックを受けたことはありませんか? ほうれい線は実年齢より老けて見える原因になりますよね。スキンケアやメイクで隠そうとしても「うまくいかない」と感じる方も少なくないはずです。今回はほうれい線が目立つ原因と対策方法をご紹介します。早めのケアでほうれい線の予防と改善にアプローチしましょう!

ほうれい線とは? 目立つ原因は?

ほうれい線とは、小鼻の両側から口元にかけて「ハ」の字に伸びている線のことです。表情筋が収縮して皮膚が持ち上がることでできます。ほうれい線は、基本的に誰にでもあるものですが、加齢とともに目立ってくるケースが多く、人によっては若い頃から目立つこともあります。まずは、ほうれい線が目立つ原因をチェックしていきましょう!

コラーゲンやエラスチンの減少

皮膚の弾力や柔らかさを保つコラーゲンやエラスチンが真皮内の線維芽細胞という細胞から生成されていますが、そのピークは20代です。30代を過ぎると、減少傾向にあり硬く切れやすくなることもあります。その結果、真皮内のコラーゲンやエラスチンが表皮を支えきれなくなって肌のハリが失われて、頬のたるみにつながります。

肌の乾燥

肌の乾燥もほうれい線と関係しています。表情筋が動くと連動して肌も収縮するのですが、肌に潤いがあれば、すぐに元通りになります。しかし肌が乾燥していると、収縮した状態がそのまま続いてしまい、ほうれい線やシワが目立ちやすくなるのです。
また紫外線にも注意が必要です! 長時間紫外線を浴び続けると、肌が乾燥するだけではなく真皮内にある繊維芽細胞から生成されるコラーゲンやエラスチンが変形して硬く切れやすくなることもあり、肌のハリが失われてたるみにつながってしまいます。

骨格の歪み

日常生活による癖もほうれい線の原因になります。
睡眠中に左右どちらか決まった方向に体を向ける 食事中、左右どちらか一方の歯で噛んでしまう いつも猫背で姿勢が悪い などの癖に当てはまる方は要注意です。
左右どちらか一方の表情筋ばかり動かしているとほうれい線が目立ちやすくなります。一時的なら問題ないですが、長年続く癖になっている方は見直しをしてくださいね!

ほうれい線を予防・改善する対策方法

ほうれい線の原因がわかったところで、予防と改善のための対策方法もチェックしていきましょう!

しっかり保湿する

ほうれい線は乾燥によって目立ちやすくなるので、毎日の肌の保湿をすることが大切です。入浴後や洗顔後は、しっかりと化粧水を浸透させて美容液や乳液、クリームなどで肌の水分を閉じ込めるフタをしましょう。
特に乾燥肌の方は、肌の水分量を保つ働きがあるセラミドやコラーゲンなどの成分が配合された保湿化粧水や乳液、美容液を使うことをオススメします。また顔を洗う際には、クレンジング力が強い洗顔料を避けて、ゴシゴシと力を入れて洗わないようにしましょう。必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥しやすくなる可能性があります。

バランスの良い食事を心がける

ほうれい線を予防・改善するためには「バランスの良い食生活」も欠かせません。肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」によって、乾燥や刺激から肌を守る「バリア機能」が保たれていますが、バランスの悪い食事を続けていると、ターンオーバーの周期が乱れやすくなります。
それに比例して、肌が乾燥してほうれい線が目立ちやすくなるので要注意です。食事では肌の針を維持してコラーゲンの生成を助ける栄養素「タンパク質」「ビタミン類」を多く摂るように意識しましょう。栄養バランスを整えることで、肌全体の美しさを保つこともできます!

表情筋を鍛えるエクササイズを行う

表情筋が衰えると、ほうれい線が目立ちやすくなります。日頃から表情筋を動かして、鍛えていきましょう。

顔全体を使うエクササイズ

1:口や目を大きく開けることを意識
2:顔全体を使って「あ」「い」「う」「え」「お」を一言ずつ言っていきます。
それぞれ10秒間、表情をキープしながら発生しましょう。
3:1日3セットほど行います。

口周りのエクササイズ

1:口を軽く閉じる 2:歯茎の外側を舌先で円を描くように20回なぞっていきます。
3:まずは時計回りになぞったら、反時計回りで同様になぞります。
4:1〜3を1日3セット行います。

ほうれい線をメイクで隠す時のポイントは?

軽度のほうれい線はメイクでカバーすることもできます。一般的にほうれい線を隠そうとするとファンデーションを厚塗りしてしまいがちですが、時間が経つとメイクが崩れやすく、ほうれい線が余計目立つこともありますよね。以下のポイントを意識しすると、ほうれい線が隠せて、メイク崩れもしにくいです。
・メイクの前にしっかり保湿
・肌のトーンを上げる下地を使う
・ファンデーションは薄く塗る
・ほうれい線の斜め上にコンシーラーをのせて馴染ませる
・ハイライトを入れる

この手順で行うと、ほうれい線が目立ちにくくなるのでオススメです。

まとめ

ほうれい線は放っておくと、どんどん深く刻まれてしまう可能性があります。保湿ケアや紫外線・乾燥対策をしながら、表情筋を鍛えるエクササイズも取り入れて予防・改善を目指していきましょう!