美しい肌状態を保つためには、日頃のケアが大切ですよね。肌質を改善するために、スキンケアが欠かせませんが「肌タイプ別」にケア方法も異なります。乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌・敏感肌の5つのタイプに分けて、それぞれの肌タイプの特徴と効果的な「肌質改善のケア方法」をご紹介します！
目次
肌質改善とは？美肌の条件って何？
肌質改善は、自分の肌状態を正しく把握して、肌質に合うスキンケアや治療で美肌に整えることを指します。肌質改善の前に、そもそも「美肌」とはどのような状態なのでしょうか？イメージしやすいのは「小さな子供の肌」が理想の状態です。具体的には以下のような条件が挙げられます。
・キメが細かく整っている
・毛穴が目立たない
・手に吸いつくような肌（角層の水分量・皮脂量バランス）
・肌トラブルがない
美肌維持に欠かせない「肌のターンオーバーとバリア機能」
美肌を保つには「肌のターンオーバー」と「バリア機能」を知ることから始めましょう！ すでに知っている方はおさらいを。肌のターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれて、古い角質が剥がれ落ちるサイクル（代謝）のことを指します。 続いてバリア機能は、肌の中でも最も外側「角層（角質層）」で、肌の潤い保持や、外部の刺激や異物の侵入、空気の乾燥から肌を守る役割を担っています。ターンオーバーが乱れてしまうと、バリア機能が低下して、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌質改善には、ターンオーバーを整えて、バリア機能を正常に保つことが鍵になります。
自分の肌タイプを知る「簡単セルフチェック」
肌質には大きく分けて5つのタイプがありますが、年齢や体調、季節（外の環境）など日によって変化します。肌タイプチェックは、その日のお手入れや使用する化粧品を適切に使い分けるための目安として考えるといいでしょう。チェックの方法はとてもシンプルで、毎朝、鏡の前で顔を見て触れること。是非チェックしてくださいね！
乾燥肌
角質の水分量・皮脂量が不足している状態の「乾燥肌」。肌のキメは細かく、毛穴は目立ちにくいものの、カサカサしていて粉が吹いたように見えることもあります。また肌のカサつきだけではなく、肌の乾燥によってバリア機能が低下して、かゆみを起こしやすいとされています。皮脂浮きや吹き出物が少なく、メイク崩れが遅い傾向もあります。脂性肌
「脂性肌」は、角層の水分量・皮脂量どちらも多く、肌が荒れやすい状態を指します。特におでこや鼻筋はベタつきやすいのが特徴です。目穴は目立ちやすく、キメは荒く見えることが多いです。起こりやすい肌トラブルは肌の赤み、ニキビ、吹き出物などです。混合肌
皮脂量が多い一方で、角層の水分量が不足している状態を「混合肌」、乾燥型脂性肌といいます。このタイプは、角栓ができやすく、肌のザラつきを感じやすいです。肌表面に皮脂が広がりにくいので、肌が乾燥していることも特徴です。肌の乾燥によるメイク崩れに悩む方も多いです。普通肌
普通肌は皮脂量が多すぎることなく適度で、水分量が多い肌質です。キメが整っており、毛穴は目立ちにくい状態です。適度なツヤ・ハリがあり、ニキビなどの肌トラブルは起こりにくい理想的な状態ですが、季節や体調によってカサつきやベタつきを感じる変化しやすい特徴もあります。敏感肌
「敏感肌」は通常刺激にならない物質に対して、チクチク、ピリピリなど不快な症状を感じやすい肌質を指します。人によって感じる不快感はさまざまであるため、敏感肌に明確な定義はありません。肌タイプ別の効果的なスキンケア方法
乾燥肌：水分と油分をバランス良く
乾燥肌は肌のバランスを整えるために、保湿効果の高い化粧品でしっかり水分・油分を補います。ただし、油分の与えすぎには注意しましょう。お手入れした10分後に乾燥を感じる場合、化粧水をスプレーボトルに入れて、ミストで潤い補給するのもオススメです。クレンジングと洗顔料は洗浄力が強いものは避けて、マイルドな仕上がりのものを選びましょう。
脂性肌：皮脂汚れをしっかり落として保湿
脂性肌は、皮脂汚れがたまらないようにすることが大切です。バッチリメイクをした日は、ダブル洗顔でメイク汚れをしっかり落としましょう。肌をこするように洗うことは避けてください。摩擦が起こると肌トラブルを招く要因になります。クレンジング・洗顔後は、油分が少ない化粧品でしっかり保湿しましょう。油分が多いクリームよりもジェルや美容液などがオススメです。