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プラセンタの種類
美容に良いとされている注目のプラセンタには、次のようにいくつか種類があります。ヒトプラセンタ
ヒトプラセンタとは、ヒト由来の胎盤から作られた成分です。約1mmしかない受精卵が3kg近い赤ちゃんにまで育つのに胎盤が大きな役割をはたします。医薬品として承認されているのは、「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類です。シミやくすみの改善、美白効果などが期待できますが、これらは医療機関でしか使用できません。ヒトプラセンタが配合されたジェルなども医薬品扱いとなります。
豚プラセンタ
プラセンタといえば豚プラセンタがもっともメジャーです。豚は年に2回出産し、さらに1回の出産で10匹前後も出産することから、もっとも多く使用されています。供給が安定しているため、ほかのプラセンタよりも安い傾向にあることが特徴です。馬プラセンタ
豚プラセンタの次にポピュラーなのが馬プラセンタでしょう。馬プラセンタには、ほかのプラセンタと比べるとアミノ酸が豊富に含まれています。厳格に育てられたサラブレッドの胎盤から採取されたものが多いことが特徴です。羊プラセンタ
羊は病気にかかりにくいので安全性が高いものの、日本ではあまり流通していません。過去にはヨーロッパや北米でエイジングケアのために使われていたことが知られています。狂牛病(BSE)の発生を機に厚生労働省は「BSEが発生している国の牛や羊など反芻動物の胎盤を原料としないこと」と通知を出しています。 現在、日本国内で羊由来のプラセンタも流通していますが、輸入によるものです。
海洋性プラセンタ
魚類は卵から生まれるため、正確にはプラセンタではありません。卵殻膜のことを海洋性プラセンタと呼んでいます。アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養素が豊富です。植物性プラセンタ
植物にも胎盤はないため、こちらも正確にはプラセンタではありません。植物がもつ胎座と呼ばれる部分を使用したものが植物性プラセンタです。アミノ酸やビタミン、ミネラルなどが含まれています。プラセンタの選び方
では、どのプラセンタがどのような方に合っているのでしょうか。おすすめのプラセンタを目的別に紹介します。効能効果がきちんと認められている医薬品のプラセンタを使いたい方
ヒトプラセンタ費用を抑えたい方
豚プラセンタアミノ酸による美肌効果を期待したい方
馬プラセンタ安全性を重視したい方
羊プラセンタなお、海洋性プラセンタと植物性プラセンタは動物性プラセンタとは異なり胎盤は含まれていません。成長因子も含まれていないことから、あえて選ぶ必要はないでしょう。
しかし、動物性プラセンタにアレルギーがある方や肌に合わない方は、海洋性プラセンタや植物性プラセンタも候補となります。