プラセンタは胎盤のこと
プラセンタを調べると色々な種類があります。
馬、豚、羊、植物等ありますが、プラセンタって胎盤なのになぜ植物があるのだろうと疑問に思う方もいると思います。
Placentaの英訳は、動物の胎盤と植物の胎座の意味があることから胎座を使ったプラセンタ製品も存在します。
ただ公益財団法人日本健康・栄養食品協会(JHFA)では、厚生労働省や農林水産省、医薬部外品原料規格などの公文書、公定書等でもプラセンタの定義を胎盤由来に限定している事などからプラセンタは胎盤由来としています。
胎座には、美容成分は含まれていますが成長因子が含まれていません。
やはりプラセンタの重要成分は成長因子ですのでこれが入っていないのであればプラセンタとは言えませんね。
プラセンタと感染
プラセンタは、動物由来の原料なので感染症や微生物、寄生虫の心配を払拭する為に原料段階での加熱を行う事と決められています。
またプリオン病対策として偶蹄目反芻動物(牛、羊など)の胎盤も日本では禁止されています。
牛海綿状脳症(BSE)が問題になる前は牛の胎盤を日本でも使用していましたがBSE後に使用を禁止され豚や馬へと移行してきた歴史があります。
動物は胎盤を食べる
動物は、出産後排出した胎盤を必ず食べます。なんと草食動物でも食べるのだそうです。
これは血の匂いを消し外敵から身を守るという意味もあるのでしょうが胎盤には多くの栄養素が含まれ出産後の体力回復の為の本能的な行動だと思います。
勿論、人もプラセンタの利用は古く中国では始皇帝が不老長寿の妙薬として利用していたと言われています。
2000年以上前から人間も胎盤の不思議な力を知っていて取り入れていたようです。
プラセンタの濃度とは
プラセンタ製品の表示を見ると100㎎だったり10000㎎と大きく数字が違う製品があります。
単純に数字が多い製品がプラセンタの含有量が多いのでしょうか?
しかしこの問題は簡単ではありません。
プラセンタエキスで換算してしまうと薄めていない100mlのプラセンタエキスと水で薄めた1000mlとでは正確な比較にはならないからです。
なのでJHFAでは、プラセンタエキスを乾燥させた純末での量で表示すると基準を定めました。
その上で1日の摂取目安をプラセンタエキス純末(原末)で100㎎以上と定めています。
プラセンタの製品を見る時には、プラセンタエキス純末(原末)の表記を見て比較してみてください。
プラセンタが身近になる情報配信していきます。