セラミド不足に注意!スキンケアでの効果的な取り入れ方

化粧品などに含まれている美容成分「セラミド」。皆様も耳にしたことがあるのではないでしょうか? でも実際に「セラミドがどんな成分なのか」は、理解していないケースも多いですよね。肌トラブルが多い方には、セラミドが最適といわれています! 今回は、セラミドの美容効果と効果を高める取り入れ方をご紹介していきます。

セラミドとは? どんな美容効果があるの?

セラミドとは、肌の角質層を満たしている成分のことで「肌の潤い」を保つ上で重要な役割をしてくれる必要不可欠な美容成分のひとつです。まずは、セラミドの美容効果、セラミドが不足するとどうなるのかをチェックしていきましょう!
・肌の潤いを保つ
天然のセラミドは高い保湿力を持ち、ヒアルロン酸と同様に肌の潤いを保つ効果を持っています。肌の潤いは、肌表面の角質層にある「細胞間脂質」「天然保湿因子(N M F)」「皮脂膜」の3つで構成される三大保湿因子の働きによって保たれています。
健康で若い肌がしっとりみずみずしくハリがあるのは、このセラミドがたっぷりと含まれているからなのです。
・バリア機能のサポート
肌には外部からの刺激をブロックして肌を保護する役割を持つ「バリア機能」が備わっています。そのバリア機能の働きをサポートするのもセラミドの重要な役割です! バリア機能を維持するには、三大保湿因子のバランスが正常な状態になっていることが大切です。
セラミドは細胞間脂質の約50%を締めると言われている主成分です。細胞間脂質は、細胞と細胞の間でスポンジのように水分や油分を抱え込んでくれて、肌の乾燥を防ぐために欠かせない働きをしてくれます。

セラミドが不足すると、肌トラブルになる?

肌はつねに外部と接触しているため、気候や環境の変化など、少しの刺激でも影響を受けてしまうことがあります。すると、バリア機能を保持するためのセラミドが減少してしまいます。さらにセラミドは加齢によっても減少して、50代では20代の時と比べて、半分程度セラミドが減ってしまうといわれています。
セラミドが不足すると、バリア機能が十分に働かないので肌内部の水分を維持するのが難しくなり、乾燥肌や敏感肌になってしまいます。また肌荒れもかゆみ、炎症などの肌トラブルを引き起こす原因になります。セラミドが不足しないように積極的に補っていきたいですね!

セラミドを「スキンケア」で補うには?

セラミド配合の化粧水やジェル、保湿クリームなどを毎日のスキンケアに取り入れることで、肌にセラミドを補うことができます。
・セラミド配合スキンケアを選ぶポイント
セラミド配合のスキンケア用品を選ぶ際には、保湿力や浸透力に優れた「天然セラミド」や「ヒト型(バイオ)セラミド」「植物性セラミド」などがオススメです。
セラミド配合の化粧品の中には、科学的に合成して作られた「擬似セラミド」が配合されていることもあります。擬似セラミドは比較的安値のメリットはありますが、「天然セラミド」や「ヒト型セラミド」などと比較すると保湿力や浸透力が劣るものも多いです。配合されているセラミドの種類もチェックしておくと安心ですね!
・セラミドと一緒に取り入れたい美容成分
セラミドと一緒に肌の潤いやハリを保つ「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」などの美容成分もバランスよく取り入れるのがオススメされています。特にセラミドとヒアルロン酸は相性がよく、相乗効果が期待できます。セラミドを摂取することで、肌表面の水分蒸発を防ぎ、ヒアルロン酸で潤いを維持させると、若々しい肌を目指せますよね!

セラミドを「インナーケア」で取り入れる方法は?

セラミドは毎日のスキンケアでたっぷり補給しているから大丈夫! というわけではなくインナーケアも大切です。まずは健康な肌を保つために、食生活、睡眠など生活習慣を整えましょう。セラミドは、実は食事から摂取することもできます。米や米ぬか、小麦、わかめ、大豆などにセラミドが多く含まれています。普段の食事に取り入れてみてくださいね!
食事だけで1日に必要なセラミド・栄養素を補うのが難しい場合は、サプリメントやドリンクなどのインナーケアアイテムも利用してみましょう!

まとめ

セラミドを取り入れたケアで潤いのある美肌へ
セラミドは肌の潤いやバリア機能を保つ上で、重要な役割を担う美容成分です。セラミドが不足すると肌のバリア機能が低下して、乾燥肌・敏感肌の原因につながります。スキンケアには「天然セラミド」「ヒト型(バイオ)セラミド」「植物性セラミド」がオススメされています。セラミドと一緒にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などもバランスよく取り入れましょう。
食事やサプリメントからも取り入れられるので、毎日のインナーケアも意識して、理想の美肌を目指してみてはいかがでしょうか?