消えない「シミ」が発生する原因と防ぐ方法をチェック

シミができる原因=紫外線とイメージする方も多いですが、実はシミの種類によって紫外線以外の原因でできるケースもあります。今回は、シミの徹底対策! 種類別にできる原因をチェックしながら、対策方法をご紹介していきます。これ以上、シミを濃くしたくない・シミを改善したい方は必見です。シミ対策をして、透明感のある若々しい肌を目指しましょう。

まずはシミができるメカニズムをチェック!

シミができる原因を知る前に、まずはシミができるメカニズムを知っておきましょう! シミの元になるのは表皮にあるメラノサイトで作られるメラニン色素です。メラニン色素は肌が何らかのダメージで刺激を受けた際に生成される物質ですが、通常、肌の生まれ変わりサイクル・ターンオーバーとともに排出されてシミになりません。ですが、肌のターンオーバーが乱れているとメラニン色素をスムーズに排出できず、シミになって残ってしまいます。
メラニン色素は悪いものというイメージを持っているかもしれませんが、メラニン色素は肌を外部の刺激から守る役割があります。

シミを作らないためにできることは?

一度できてしまったシミを自力で消すのは難しいといわれています。薄くすることはできても、なかったことにするのは難しいものです。シミに悩まないためには、シミを作らない生活習慣を日頃から心がけることが大切です! シミを作らないためにできることをチェックしていきましょう。
・紫外線対策
シミを作らないためには、紫外線対策を徹底しましょう! シミの元となるメラニン色素が増える大きな原因は紫外線です。紫外線は年中降り注いでいるので、シミ予防のためには季節を問わず紫外線対策することが大切です。
日焼け止めは汗をかくと落ちやすいため、夏場や運動中はこまめに塗り直しが必要です。また顔の紫外線対策をしている方も、首やデコルテ、手の甲などの対策ができていない方も少なくありません。肌が露出している部分はしっかり日焼け止めを塗りましょう。また目から浴びた紫外線も肌に影響を与えるため、サングラスや日傘、帽子なども活用してくださいね!
・しっかり保湿する
肌をしっかり保湿することも、シミ予防に効果的です。肌が乾燥していると、肌が本来持っているバリア機能が低下するため、紫外線によるダメージを受けやすくなってしまいます。また肌の乾燥はターンオーバーを乱す原因にもなるので、メラニンがスムーズに排出されなくなり、シミができてしまいます。日頃からしっかりスキンケアを行い、肌の潤いをキープしておきましょう!
・有効成分が配合されたスキンケア商品を使う
スキンケアに有効成分が配合された化粧品を使用するのもひとつの方法です。化粧品の中には、美白有効成分が配合されたものがあります。
ビタミンC誘導体…メラニンを還元してシミを薄くする
トラネキサム酸…メラノサイトの働きを抑制してメラニンの生成を抑える
ハイドロキノン…メラノサイトが持つ酵素「チロシナーゼ」の働きを抑制して、メラニンの生成を抑える
などが代表の美白有効成分です。その他、アルブチン、コウジ酸、カモミラE T、リノール酸Sなども挙げられています。化粧品を選ぶ際の参考にしてくださいね!
・角質ケアをする
シミを作らないためには、角質ケアも効果的です。硬くなった角質をケアすれば、乱れたターンオーバーの正常化につながります。ピーリングを行って、古くなった角質をケアしましょう。角質ケアができるスキンケアは、スクラブやゴマージュなどがありますが、肌への刺激が強すぎてかえってシミを悪化させることも。できるだけ低刺激のものを選ぶ、エステサロンでプロにより角質ケア(ハーブピーリング)などもオススメです!
・食事と生活習慣を見直す
シミを作らないためには、食事・生活習慣の改善も行いましょう。バランスの良い食事を基本にして、以下のような栄養素をしっかりとると、シミ予防につながります。
ビタミンA…ターンオーバーを促す作用
ビタミンE…抗酸化作用を持つ
ビタミンC…メラニンの沈着を防ぎ薄くする作用
また運動習慣や入浴習慣を取り入れて、血行を促進したり質の良い眠りをとったりすることもシミ予防に効果的です! 質の良い睡眠を取ると、睡眠中の成長ホルモン分泌を促すことができて、日中に受けた紫外線ダメージの修復にもつながります。

まとめ

シミはできてしまうと、セルフケアで完全に消すことは難しいものです。できるだけ予防対策を徹底して、シミを作らないことが大切ですね! できてしまったシミは美白化粧品を使用したり、美容クリニックやエステで薄くするなど、ご自身に合う方法で理想の肌を作っていきましょう!