乾燥肌・混合肌・脂性肌の正しい見分け方とケア方法

肌質は大きく分けて「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「普通肌」の4種類があります。みなさまは自分がどの肌タイプか知っていますか? 肌の調子を整えるためには、自分の肌タイプを理解しておくことがとても大切です! 今回は肌質の特徴や見分け方、それぞれの肌タイプに合うスキンケア方法をご紹介します。

乾燥肌・混合肌・脂性肌・普通肌とは?

【画像なし】 肌の調子を良くするためには、自分がどの肌タイプなのかを知っておく必要がありますよね! 肌質とは、肌の水分と皮脂のバランスによって分けられる肌タイプのことです。肌質は大きく分けて「乾燥肌」「混合肌」「脂性肌」「普通肌」の4種類に分けられています。それぞれのタイプをチェックしていきましょう!

乾燥肌の特徴は?

乾燥肌は水分量と皮脂量のどちらも不足している状態です。乾燥した肌は肌の潤いを保つバリア機能が低下しています。そのため、紫外線や花粉など外的刺激に弱くて、ちょっとした刺激でも肌荒れやかゆみなどの肌トラブルの原因になってしまいます。 洗顔や入浴後に肌のつっぱりを感じたり、メイクのノリが悪くなったりするのも特徴です。特に目や口の周り、頬などが乾燥しやすいポイントです。症状が悪化すると肌に赤みが出たり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができたりする場合も。またバリア機能低下により紫外線ダメージを受けやすくシワやシミが増える原因にもなります。

混合肌の特徴は?

混合肌は水分量が少なく、皮脂量が多い状態の肌。乾燥肌と脂性肌の2つを合わさって持っていて、鼻やおでこはベタついているのに、頬や口元は傘ついてしまうなど、肌のパーツごとに肌質が異なるのが特徴です。 混合肌は、皮脂量が多い額や鼻は毛穴が目立つ、ニキビができやすいというトラブルが挙げられる一方、乾燥しがちな目や口の周り、頬にはカサつきや赤みが発生しやすいです。

脂性肌の特徴は?

脂性肌は水分量と皮脂量がどちらも多い状態の肌。潤いはありますが、ベタつきやすいのが特徴で、日中のテカリやベタつきで化粧崩れに悩む方も多いです。 また皮脂が多く分泌されるため、毛穴が目立ちやすかったり、ニキビや吹き出物ができやすかったりします。

普通肌の特徴は?

普通肌は水分量と皮脂量のバランスが取れた状態の肌です。キメが整っていて、毛穴も目立ちません。肌のバリア機能もしっかりと働いていて、外からの刺激を受けにくく、肌トラブルが少ないといわれています。 ですが季節やホルモンバランスの変化によって、カサついたり皮脂量が多くなったりと肌トラブルが起こることもあります。またスキンケアを怠ったり、不規則な生活を続けていたりすると、すぐに肌のバランスが崩れてしまうので注意が必要です。

乾燥肌・混合肌・脂性肌・普通肌の見分け方は?

肌質によってスキンケアのポイントは異なるので、自分の肌質に合ったケアをすることが大切です。肌質は環境や年齢、食事、睡眠などさまざまな要因によって変化する可能性があるので、自分で判断することが難しいといわれています。肌質の診断を間違えると、合わない化粧品でダメージを与えることもあるので、再確認していきましょう!

洗顔後に診断する方法

【画像なし】 洗顔後に水分を拭き取って、スキンケアせずに5分ほど時間を置いて、肌の状態を確認してみましょう。 ・乾燥肌 全体的につっぱり感があり、目元・口元・頬に乾燥を感じる ・混合肌 頬やTゾーンはベタつきがあり、目元・口元・頬は乾燥を感じる ・脂性肌 全体的にベタつきがあり、乾燥は感じない ・普通肌 ベタつきも乾燥もほとんど感じない

メイク崩れから診断する方法

・乾燥肌 朝のスキンケアした状態よりツヤがない ・混合肌 頬やTゾーンは皮脂でメイクが崩れているが、目元や頬はゴワツキがある ・脂性肌 全体的に皮脂でベタつき、メイクが崩れやすい ・普通肌 ほとんどメイク崩れがなく、肌に適度なツヤがある

それぞれの肌質に合うスキンケア方法

自分の肌質がわかったら、肌質に合うスキンケアでより健やかな肌作りを目指しましょう!

乾燥肌のスキンケア方法

洗浄力の強いクレンジングや熱いお湯での洗顔、肌への摩擦を与える洗い方は乾燥を招く原因になります。クレンジングは肌に優しいジェルタイプのものを使用して、洗顔はたっぷりの泡で優しく洗って、水やぬるま湯ですすぎましょう。 化粧水でしっかり水分補給してから、ジェルやクリームなどの保湿剤で潤いが逃げないようにしっかりフタをします。 化粧水や保湿剤を選ぶ際は、セラミドやヒアルロン酸などの高保湿成分を配合したものがオススメです。また肌に負担をかけないように低刺激のスキンケアアイテムを選ぶといいでしょう。

混合肌のスキンケア方法

頬やTゾーンなどベタついている部分は、肌内部の水分不足が原因で皮脂が過剰になっている可能性があるので、保湿を重点的に行いましょう。クレンジングは洗浄力が高いものは避けて、肌に優しいマイルドなタイプを選ぶのがオススメです。 洗顔後は化粧水で保湿します。顔のパーツによってベタつきと乾燥を感じる部分がありますが、どちらにも十分な保湿が必要なため、低刺激で法個室成分を配合した化粧水がオススメです。目元や口もとなど、特に乾燥している部分は化粧水を重ねづけするといいでしょう。 その後は保湿を避けがちなベタつくTゾーンなども、ジェルやクリームなどの保湿剤で保湿して肌の潤いを逃さないようにフタをします。

脂性肌のスキンケア方法

皮脂が気になるとはいえ、強い洗浄力のクレンジングや洗顔料を使うのはN Gです。肌を守るために必要な皮脂まで取ってしまう可能性があります。皮脂を取りすぎると、肌を守るために余計な皮脂が分泌されて肌がさらにベタつく原因になります。 脂性肌も保湿ケアは重要です。化粧水で水分補給したら、ジェルやクリームなどで保湿を。脂性肌の方は、ベタつきが少ない軽いテクスチャーのクリームなどがオススメです。しっかり保湿して、肌の水分と油分のバランスを整えることを心がけましょう。

普通肌のスキンケア方法

肌の状態が良い普通肌は、今のケアが合っているため、基本的に変える必要はありません。ですが、環境や季節の変化、ホルモンバランスなどによって肌状態が変わることもあります。乾燥する時期は、保湿を重視するなど自分の肌の状態に合わせたケアをすることが大切です。 また肌トラブルが少ないからといって、普段からスキンケアを簡単に済ませるのは、やめましょう。化粧水や保湿剤でしっかり保湿して、丁寧なスキンケアを心がけてくださいね!

まとめ

健やかな肌を保つためには、自分の肌質を見極めて、肌タイプの合うスキンケアを行うことが大切です。年齢や環境により肌質は変化することがありますので、いつものスキンケアで調子が悪いと感じたら定期的に肌タイプを意識してみましょう!