エイジングケアを始めるべき年齢と外せない基本ケア3つ
ある程度の年齢になると気になってくるのが「エイジングサイン」ですよね。シミやしわ、くすみなどが目立ってきても「何をどうしたらいいか」と悩んでしまう方も少なくないはずです。今回は、アンチエイジングに外せない基本のケア、有効な食べ物などをまとめてご紹介します!
目次
そもそも「エイジングケア」とは?
エイジングケアとは、年齢にあったケアをすることを指します。美しい状態を維持するためには、年齢ごとの身体の変化に応じたお手入れが重要です。20代から30代、40代、50代……と年齢を重ねるにつれて身体や肌の状態は変わります。変化によって必要となるのが、年齢ごとの適切なケアです。
つまりエイジングケアとは、年齢を重ねることによる変化に対応したお手入れのことと言えます。
「エイジングケア」と「アンチエイジング」の違い
エイジングケアとアンチエイジングは、言葉は似ていても意味合いが異なります。アンチエイジングは「加齢に抗う」ことを意味し、老化を遅らせる・防ぐという考え方です。一方でエイジングケアは、年齢を重ねることによって起こる変化に寄り添い、肌や体の状態に合わせたケアを行うことを指します。
エイジングケアを始めるべき目安
エイジングケアを始めるべき年齢の目安は、「肌質が変わってきた」と感じたときです。肌質の変化は10代後半から始まることもあり、始めるタイミングは人それぞれ異なります。
一般的には30代〜40代になると本格的なエイジングケアが必要になると言われていますが、20代後半でも肌質の変化が起こりやすくなるため、早すぎるということはありません。
紫外線対策
エイジングケアの基本として欠かせないのが、紫外線への対策です。紫外線は肌の老化に大きく関わっており、シミやシワの約80%は紫外線による影響とされています。
紫外線は肌にとって刺激となる存在で、過剰に浴びると肌はメラニン色素を生成し、紫外線によるDNAの損傷を防ごうとします。しかし、このメラニンが肌に沈着することで「シミ」として現れることがあります。
また、深いシワも加齢だけでなく、紫外線による「光老化」が原因であるとされています。
シミやシワの少ない若々しい肌を保つためには、日常的な紫外線対策が欠かせません。
抗酸化ケア
抗酸化ケアも、エイジングケアにおいて欠かせない要素のひとつです。
抗酸化ケアとは、体内で発生する活性酸素に対応するためのお手入れを指します。
肌荒れや乾燥、ニキビ、シワ、くすみ、たるみなど、さまざまな肌トラブルは、活性酸素によって引き起こされることがあります。
乾燥対策
乾燥は、さまざまな肌トラブルの原因になります。
シワ、たるみ、くすみ、毛穴の開きなどは、乾燥をきっかけに起こることが多いとされています。
そのため、年齢に応じた美しさを保つには、エイジングケアにおいて乾燥対策がとても重要です。
特に、空気が乾燥しやすく皮脂の分泌が少なくなりがちな冬場は、意識してケアを行いたいですね。
エイジングケアに有効な食べ物
エイジングケアは、化粧品や施術だけでなく、日々の食事からも取り入れることができます。ここでは、エイジングケアに効果的とされる食べ物をご紹介します。
1:肉・魚・たまご
肉・魚・たまごなど、タンパク質を多く含む食品は、エイジングケアにとって重要な食材です。タンパク質はコラーゲンの材料となるため、肌の健康を保つうえで欠かせません。不足すると、肌トラブルが起こりやすくなったり、乾燥しやすくなったりする傾向があります。
なかでも、たまごはアミノ酸スコアが満点(100点)とされ、必要な栄養素をバランスよく摂取できる優れた食品です。
脂質を含む食品は美容のために避けられがちですが、肉や魚、たまごは美しい肌を保つためにむしろ積極的に取り入れたい食材です。
2:豆類・大豆食品
続いてのおすすめ食材は、豆類や大豆製品です。これらも肉・魚・たまごと同様に、タンパク質を豊富に含んでいます。さらに、大豆には女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをもつ大豆イソフラボンも含まれており、注目の成分です。
エストロゲンには肌のツヤを保つ作用があるとされており、美しい肌づくりに欠かせない存在です。タンパク質に加え、大豆イソフラボンも摂れる豆類は、エイジングケアにぴったりの食材といえるでしょう。
3:ナッツ類
ナッツ類も、エイジングケアにおすすめの食材のひとつです。ビタミンEやミネラルなど、高い抗酸化作用をもつ栄養素が豊富に含まれており、さらにタンパク質や食物繊維も一緒に摂ることができます。肌にとって嬉しい成分がバランスよく含まれた、まさに栄養の宝庫です。
肌の酸化は日常生活の中でも自然に進むものですが、食品からの抗酸化ケアは有効だとされています。ナッツ類を日常的に取り入れることで、酸化によるシミ・シワ・たるみの予防につながるでしょう。
4:きのこ・海藻類
きのこや海藻類は、体に良いだけでなく、エイジングケアにも効果的な食材です。どちらにも共通して、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、ビタミンもバランスよく摂れるため、肌の健康をサポートする栄養素として注目されています。
海藻には水溶性食物繊維が、きのこにはβグルカンと呼ばれる食物繊維が含まれており、どちらも血糖値の上昇を穏やかにする働きがあります。糖化による肌への影響を抑えるうえでも、積極的に取り入れたい食材です。
5:緑黄色野菜
緑黄色野菜には、抗酸化作用をもつビタミンA・C・Eが豊富に含まれています。また、食物繊維も多く含まれているのが特徴です。ミネラル・食物繊維・ビタミンの3つは、美肌をつくるうえで欠かせない栄養素とされています。
なかでもビタミンAは、肌の潤いを保つ働きがあるため、美しい肌を保つために積極的に摂りたい栄養素です。
まとめ
エイジングケアとは、年齢に応じた適切なケアを行うことを指します。紫外線対策・抗酸化ケア・乾燥対策の3つを基本に、日々の食事からのインナーケアも意識して取り入れていきましょう。
美しく年齢を重ねるための第一歩として、今日からできることを始めてみてください。