この季節になると肌の乾燥が気になりますよね。肌が乾燥すると小ジワやカサつきが目立ってしまうものです。肌が乾燥しないためには、どんなことをすれば良いでしょうか? 今回は、冬に「肌が乾燥する理由」「肌タイプ別のスキンケア方法」など、真冬の乾燥対策をまとめてご紹介します。肌の潤いを守るためにチェックしてみてくださいね!
そもそも乾燥肌ってどんな状態?
健康な肌の角質層には、約20%〜30%の水分が含まれていて、これが20%以下になった状態を「乾燥肌」といいます。それ以上水分量が減って、肌が白く粉を拭いたり、カサついたりする場合は肌の水分量は10%以下になっている可能性も!
乾燥肌の原因は?
肌の水分量が20%以下になる冬の乾燥肌は、空気中の湿度の低下、皮脂の分泌量、新陳代謝の低下が関係しているといわれています。それぞれ詳しく見ていきましょう!
冬の乾燥肌の原因1:湿度の低下
冬の乾燥した空気にさらされた肌は、バリア機能が乱れて無防備な状態になっています。そのため肌表面の潤いも失われやすくなるのです。また冬は室内でも湿度が低いですよね。屋内で暖房をつけていると湿度が非常に低くなります。
冬の乾燥肌の原因2:皮脂の分泌量の低下
冬は気温が下がり、皮脂分泌量も低下します。皮脂分泌が低下すると角質層のバリア機能が損なわれるので、肌の水分が外に逃げないようにする役割が不足して、肌の内側の水分がどんどん奪われてしまいます。また外的なダメージも受けやすい状態になります。
冬の乾燥肌の原因3:新陳代謝の低下
特に寒さが厳しい環境では、私たちの体は生命維持のため重要な脳や心臓などの中心部に血液を集めるようにします。末端の指先・足先、皮膚への血流を減らして体温の低下を防ごうとするのです。寒さによって血流が減少すると新陳代謝が遅れることもあります。
すると肌本来の保湿機能やバリア機能が低下して、大気の乾燥から肌を守る力が弱くなり、内側の水分も蒸発しやすくなるので乾燥はさらに悪化するのです。
冬の乾燥対策は「肌のタイプ別」にケアが正解!
冬の乾燥対策をするためには、それぞれの肌タイプに合うケア方法を見つけることが大切です。自分がどのタイプの肌なのか、チェックして自分に合う乾燥対策を知りましょう! 美容業界では大まかに以下の4つの肌質に分けられます。
乾燥肌
水分が少なくて乾燥しているタイプ。秋冬になると頬や口周りが粉を吹いたように白くなってしまう方は乾燥肌タイプです。乾燥肌は十分に水分を補って、保湿力の高いアイテムで水分を閉じ込めるケアが重要です。
敏感肌
肌のバリア機能が低下して敏感になっているタイプ。乾燥肌をそのままにしていると、乾燥が悪化して敏感肌になることもあります。肌荒れやアレルギー反応を起こしやすいので、敏感肌向けの低刺激のアイテムを使い、摩擦や力を加えないように注意。肌に負担をかけないケアを心がけましょう。
脂性肌
皮脂分泌が過剰なタイプ。脂性肌に保湿アイテムは必要ないと思う方も多いかもしれませんが、皮脂分泌が過剰になる原因は水分量の不足も考えられています。皮脂が気になるからと言って洗浄力が強いアイテムを使うと肌に必要な皮脂も洗い流すので注意しましょう!
混合肌
混合肌
冬の肌の乾燥対策ポイント4つ
乾燥に負けないように、スキンケアで肌の外側を保護して、内側からも潤いをアップさせましょう。乾燥の加速を食い止めて、肌本来の保湿力を最大に発揮するために効果的な対策もご紹介していきます!
しっかり保湿ケアを行う
目尻のシワを改善する方法のひとつに、保湿ケアが挙げられています。目元の皮膚は非常に薄くて乾燥しやすいため、日頃の保湿ケアが欠かせません。化粧水や乳液に加えて、アイクリームと行った目元専用のケアアイテムを使用するのもいいでそう。シワに効果的なアプローチをするために、セラミド、ヒアルロン酸など保湿成分が含まれているものがオススメです。目元の乾燥がひどい場合、パックを使ってしっかり保湿するようにしましょう。
入浴方法と洗顔方法
お風呂や洗顔のお湯の温度が高すぎると、肌本来の保湿成分が溶け出して、肌の潤いを奪ってしまうことがあるので38度前後のぬるめのお湯に浸かることをオススメします。真冬はそれでは寒いという場合も40度程度が良いでしょう。また肌を洗う際にゴシゴシこすらないように注意してください。
しっかり保湿する
洗顔が終わったらできるだけ早く保湿しましょう! 化粧水をつける際は肌に刺激を与えないように優しくハンドプレスしてなじませます。その後、潤いが逃げないようにジェルやクリームなど保湿剤を塗って重ねます。乾燥が強い方は、保湿成分が高い「セラミド配合」の保湿アイテムがオススメです。お風呂上がりもしっかり保湿してくださいね!
加湿して湿度を調整する
肌の保湿ケアに加えて、部屋の加湿も大切です。部屋の湿度は40〜70%くらいを保つと肌に良いといわれています。40%以下になると肌の内側の水分が奪われていくので、湿度計で部屋の湿度をこまめに確認しておくと安心です! 加湿器を使用して、湿度の調整をしてくださいね。
まとめ
冬場は肌が乾燥してメイクのノリが悪くなることもありますよね! 自分の肌タイプに合うケアを続けながら、乾燥対策も意識してみましょう。また内側のケアでは食事のポイントとして「タンパク質」「ビタミン類」をとることも大切です。肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成をサポートするので、内側から乾燥対策をしておくことも大切ですね! 乾燥に負けない潤い美肌を目指していきましょう。