季節の変わり目は、肌荒れしやすいと感じませんか？ 寒暖差や空気の乾燥によって肌の「バリア機能」が低下しやすい状態になります。肌本来の潤い成分が損なわれたり、肌色をくすませたり、シミやたるみを引き起こすことにもつながります。お肌がダメージをつけても回復力を感じられないのは「ターンオーバー」が乱れている証拠！ 今回はターンオーバーの乱れを整えて、肌質を改善する方法をご紹介します。
目次
今さら聞けない！肌の「ターンオーバー」とは？
美しく健康的な美肌を維持するためのターンオーバーですが、サイクルが乱れると肌にどのような影響を与えるのかもチェックしていきましょう。まず、ターンオーバーが乱れるとバリア機能が失われて、外部の刺激を受けやすくなります。すると、水分を蓄えることが難しくなり、肌の乾燥が起こります。
またターンオーバーが乱れてバリア機能が低下すると、肌の弾力やハリ感を維持する役割をしている「エラスチン」や「コラーゲン」が傷ついて損なわれることで、シワやたるみ、小ジワや毛穴が目立つようになります。正常の代謝サイクルでは目立たない子ジワも、サイクルが乱れて角質が厚くなり、水分を失ってくるとシワがより目立ちやすい状態になってしまいます。
肌のターンオーバーを整えるセルフケア方法
ターンオーバが乱れると肌にさまざまな悪影響を及ぼすことは分かりましたよね！ では正常なサイクルに整えるためには、具体的にどのようなケアをすれば良いのでしょうか？ 以下に詳しくご紹介していきます。
紫外線対策をしっかり行う
ターンオーバーの乱れの大きな原因とされる「紫外線」。紫外線から肌を守るために、日焼け止めクリームを塗る、ベースメイクを紫外線防止効果があるものに変えるなど、しっかり対策しましょう！紫外線には種類がありますので、季節や場所を問わず対策を徹底すると安心です。
ビタミンB群
ビタミンB群の中でも脂質の代謝を活発にして、皮脂の分泌をコントロールする働きがあるビタミンB２、ターンオーバーを促進するビタミンB６がニキビ予防に大きく関係している栄養素です。詰まった毛穴に皮脂が溜まるのを防ぐ効果が期待できて、ニキビの悪化を抑える効果が期待できます！卵、レバー、アーモンド、ニンニクなど
・紫外線A波
紫外線A波は表皮を突き抜けて、真皮まで到達してエラスチンやコラーゲンなど、肌の弾力やハリ感、潤いを保つ組織にダメージを与えて、シミやたるみが進行しやすくなります。曇りの日やガラス窓も突き抜ける波長の紫外線A波は、気づかないうちにたくさん浴びてしまい、ダメージを蓄積している場合があります。また表面にその影響が現れるのにも時差があるので、油断は禁物です！
・紫外線B波
波長が短いためにA波のように神秘までは到達しませんが、表皮にさまざまなダメージをもたらします。ヤケドしたように肌を赤く炎症させる日焼け、メラノサイトを活性化させて大量に生成されたメラニン色素が沈着してできるシミ・そばかすなどの原因にもつながります。
2:正しいスキンケアを行う
クレンジング、洗顔、保湿ケアなど毎日のお手入れが正しくできているか、優しくできているか再確認してみましょう！ 間違ったお手入れによってターンオーバーが乱れて、バリア機能の低下につながることもあります。メイク落としと洗顔は、摩擦を与えずにとにかく優しいお手入れを心がけましょう。洗顔後はすぐに保湿して、乾燥を防ぎます。化粧水や美容液も優しく丁寧にケアをしてあげましょう。3:食事で「抗酸化成分」をとりいれる
酸化という言葉を聞いたことはありますか？ 酸化は身体のサビです。全ての老化は、体内の酸化が原因で引き起こされていると言っても過言ではありません。酸化は、体内の活性酸素が過剰に働くことで起こります。活性酸素はもともと、身体の中に浸食した最近やウイルスなどを退治する免疫の仕組みが働くための役割をする重要なものです。ですが、年齢とともに抗酸化物質の働きが衰えて、白髪、シミ、シワ、たるみ。疲れやすさなど老化の原因につながります。細胞が劣化するのを少しでも防ぐために、食事から「抗酸化成分」をとって、肌の細胞が若々しくいられる状態をキープしたいですね！代表的な抗酸化成分は、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、水素、ポリフェノールなどが挙げられています。