肌荒れしやすい、肌が弱い方は化粧品を選ぶ際に「どれを選べばいいの?」と悩んでしまいますよね。できれば「肌に優しい化粧品」を選んで、負担を軽減したいものですが、どんな基準で選べば肌に優しいのか……判断が難しいですよね! そこで今回は、肌に優しい化粧品とはどんなものなのか、選び方のコツなどをご紹介します。
肌に優しい化粧品とは? 代表的なもの3つ
「肌に優しい化粧品」という言葉がありますが、実は明確な定義があるわけではありません。ですが、一般的に肌に優しいとされるのは、肌に負担がかかる成分やアレルゲンが入っていない化粧品を指すことが多いです。
中でも、肌に優しい化粧品の代表とされるのが「無添加化粧品」「敏感肌向け化粧品」「オーガニック化粧品」の3つです。それぞれの特徴をチェックしていきましょう!
無添加化粧品
無添加化粧品には明確な基準や定義がなくて「無添加」は、肌に負担がかかる成分が使用されていないことを意味しています。一般的には合成香料、合成着色料、防腐剤、合成界面活性剤、アルコールなど特定の成分が配合されていない化粧品を指すことが多いです。
そのため各メーカーが指定している「特定の成分を排除している商品」に「無添加」と記載されていることが多いです。肌に優しい無添加化粧品を選ぶためにも、成分表示をしっかり確認しておきたいですね!
敏感肌向け化粧品
敏感肌向けの化粧品は、肌が敏感な方でも使用できるように開発された「低刺激性の化粧品」を指します。配合する原料にこだわっているもの、肌に刺激がないか確認するパッチテスト、アレルギーテストをクリアしたものも市販されています。とはいえ、肌質や肌状態によっては敏感肌向けでも合わないことがあるので、使用時は注意しましょう。
オーガニック化粧品
オーガニック化粧品は可能な限り自然のまま生産することを目指して、オーガニック(有機栽培)の植物から抽出された成分を使用しているものを指しています。日本では原料内にオーガニック成分の割合に決まりがないので「オーガニック成分=100%オーガニック成分」というわけではなく、少量でも使用されていればオーガニック化粧品と名乗ることができます。オーガニックだから肌に優しいというイメージで判断しないで、成分表示を確認して肌に刺激がある成分が含まれていないかチェックしましょう。
肌に優しい化粧品を選ぶための成分チェック
肌に優しいスキンケア商品を見分けるためには、成分についても知っておくことが大切ですよね! 日本では現在、医薬品医療機器等法により化粧品の全成分表示が義務づけられています。使用されているすべての成分を書かないといけないので、いくつかのルールがあります。
・配合されているすべての成分を記載する
・配合量の多い順に記載する(配合量1%以下の成分は自由な順番で記載可能)
・着色料は配合量に限らず最後にまとめて記載する
・香料は複数の成分をまとめて「香料」と記載できる
粧品の成分の働きは、配合量によっても大きく左右されます。どんなに良い成分でもある程度の量を配合されていないと肌に実感が得られないこともあります。成分が含まれているという確認はもちろん、配合量も合わせてチェックできると安心ですね!
敏感肌の方が肌に優しい化粧品を選ぶポイントは?
敏感肌は何らかの原因により、バリア機能が低下している状態です。外部と内部からの刺激やダメージから肌を守るバリア機能が低下している状態では、化粧品を使用すると反応して赤みやかゆみなど引き起こす場合があります。敏感肌の方は特にスキンケアを選ぶ際に注意が必要です!
<スキンケアを選ぶ注意点>
敏感肌の方が肌に合わないスキンケア商品を使用すると、肌状態が悪化してしまう可能性があります。化粧品を選ぶ際には、次の点に注意しておきましょう!
敏感肌向けの化粧品を選ぶ
「敏感肌向け」とうたっているスキンケア商品は、開発の際に使用テストを行っていたり、肌に刺激を与える成分が極力含まれていなかったり、安心して使用できる商品が多いです。
使用前にパッチテストを行う
本格的に使用する前に、腕に塗ってパッチテストをしたり、サンプルやテスターを利用したり肌荒れを起こさないかチェックしてみましょう。本格的に使用する前に、腕に塗ってパッチテストをしたり、サンプルやテスターを利用したり肌荒れを起こさないかチェックしてみましょう。
使用手順を守ること
化粧品は使用手順や使用量を守ることで効果を十分に発揮してくれます。新しいスキンケアを使用する際には説明書をしっかり読んで、使い方を確認してくださいね。特二スキンケア商品は使用量が多い、または少ないことで肌荒れするケースもあるので、十分に注意したいですね。
まとめ
肌に優しい化粧品は、特に明確な定義はありません。一般的には肌に負担をかける成分やアレルゲンなどの成分がないっていない化粧品を「肌に優しい」と呼ぶことが多いです。現在は化粧品の全成分表示が義務づけられているので、購入前にチェックして、使用前にパッチテストも行いましょう! 大切な肌を守るために、意識してくださいね。