お悩み別に解説。プラセンタの効果とは【薬剤師監修】

美容や健康を意識する方の間で、長く注目されているプラセンタ。サプリメントや化粧品などにも使われているため、「どのような効果があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ただし、プラセンタは医薬品として使われるものと、サプリメントや化粧品として取り入れられるものでは、目的や位置づけが異なります。
今回は、プラセンタに期待される働きについて、医薬品として認められている効能効果と、美容・健康習慣の中で注目されている働きに分けてご紹介します。
Index
プラセンタに期待される働きとは?
プラセンタには、医薬品として認められている効能効果があります。
ここではまず、医療機関で使用されるプラセンタ製剤に認められている主な効能効果について見ていきましょう。
慢性肝疾患における肝機能の改善
慢性肝疾患における肝機能の改善は、医薬品として使用されているプラセンタ「ラエンネック」に認められている効能効果です。
ラエンネックは、肝機能の改善を目的に医療機関で使用される医薬品です。肝細胞の働きや肝臓組織の修復に関わることで、慢性肝疾患における肝機能の改善をサポートするとされています。
更年期障害の改善
更年期障害の改善は、医薬品として使用されているプラセンタ「メルスモン」に認められている効能効果です。
メルスモンは、更年期障害の治療薬として医療機関で使用されています。どのような仕組みで効果を発揮するのかは、まだすべてが明らかになっているわけではありませんが、更年期障害に対する医薬品として多くの医療機関で採用されています。
使用を希望する場合は、自己判断ではなく医師に相談することが大切です。
乳汁分泌不全の改善
乳汁分泌不全の改善も、医薬品として使用されているプラセンタ「メルスモン」に認められている効能効果です。
初産の方67例を対象に、産褥第1日から5日間連続してメルスモンを皮下投与した試験では、有効率68.8%が示されています。また、プラセボと比較した場合にも、メルスモンの有効性が認められています。
こちらも医療機関で使用される医薬品のため、必要に応じて医師に相談しましょう。
美容面で注目されているプラセンタの働き
医薬品として認められている効能効果とは別に、プラセンタは美容を意識する方からも注目されています。
サプリメントや化粧品として取り入れる場合は、病気の治療や肌悩みの改善を目的とするものではありませんが、年齢に応じたケアを支える成分として関心を集めています。
透明感のある肌印象を目指すケア
プラセンタは、メラニンの生成に関わる酵素や、肌のターンオーバーに関係する成分として知られています。
肌の生まれ変わりのリズムが乱れると、メラニンを含む古い角質が肌表面に残りやすくなり、くすんだ印象につながることがあります。
プラセンタは、こうした肌のコンディションを整える成分として、透明感のある肌印象を目指すケアに取り入れられています。
ハリ・ツヤのある肌を目指すケア
プラセンタには、アミノ酸やビタミン、ミネラル、成長因子など、さまざまな成分が含まれているとされています。
これらの成分は、肌のうるおいやハリ、ツヤを支える働きに関わると考えられており、年齢に応じたエイジングケアを意識する方から注目されています。
乾燥による小ジワやハリ不足、くすんだ印象が気になる方にとって、プラセンタはすこやかな肌づくりを支える成分のひとつといえるでしょう。
肌荒れを防ぎ、すこやかな肌を保つ
プラセンタは、肌をすこやかに保つ成分としても注目されています。
肌荒れやニキビが気になりやすい方は、バリア機能の乱れや乾燥、生活習慣など、さまざまな要因が関係していることがあります。
プラセンタを取り入れたケアは、肌のコンディションを整え、すこやかな状態を保ちたい方の選択肢のひとつです。
抗酸化に関わる働き
抗酸化とは、体内で発生する活性酸素による酸化ストレスに対応する働きのことです。
活性酸素は体に必要な働きもありますが、増えすぎると細胞に負担をかけ、年齢による変化にも関わるとされています。
プラセンタは、抗酸化に関わる成分としても注目されており、美容と健康を内側から支える成分のひとつとして取り入れられています。
このほかにも、プラセンタは自律神経や免疫、血流、ホルモンバランスなどに関わる働きが研究されています。ただし、目的や使用方法によって位置づけは異なるため、医療目的で使用したい場合は医師に相談しましょう。
まとめ
プラセンタには、医薬品として認められている効能効果がある一方で、サプリメントや化粧品として取り入れられる場合は、目的や位置づけが異なります。
美容面では、透明感のある肌印象やハリ・ツヤ、すこやかな肌づくりを支える成分として注目されています。
どのような目的で取り入れたいのかを確認し、自分に合った方法で無理なく活用していきましょう。医療目的で使用したい場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。
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