シャンプーのときや、髪をとかしたときに「いつもより抜け毛が多いかも」と感じると、気になりますよね。
特に秋は抜け毛が増えることがあり、「いつまで続くの?」「このまま薄くならない?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
抜け毛には季節に伴う変化もありますが、食生活や体調などが関わることもあります。この記事では、続く期間や抜けた本数の考え方、気をつけたい変化、毎日のケアについてわかりやすく解説します。
Index
秋の抜け毛はいつまで続く?期間と本数の目安
秋に増えた抜け毛が落ち着くまでの期間には個人差があり、「何月になれば収まる」とは一律にいえません。季節だけでなく、体調や食生活などによっても変わります。
髪の生え替わりには季節による変動があり、夏の終わりから秋にかけて抜け毛が増えたという研究報告もあります。ただ、秋に気づいた抜け毛が、すべて季節によるものとは限りません。
季節の変わり目による抜け毛だと思っていても、体調の変化や強いストレスなどが関わっている場合があります。こうした場合は数か月続くこともあるため、最近の体調や生活の変化も振り返ってみましょう。
自然に抜ける髪の本数は、一般に一日50〜100本程度が目安です。洗髪の間隔や髪の長さによって、目につく量は変わるもの。本数だけで判断せず、普段より多い状態が続いているか、分け目や髪全体のボリュームに変化がないかも見てみましょう。
秋に抜け毛が増えるのはなぜ?考えられる原因

秋に気になる抜け毛には、髪の生え替わりに加え、数か月前の体調や生活の変化が関わっている場合があります。
髪は一本ずつ、成長する時期、成長を終える時期、休む時期を繰り返しています。これが「ヘアサイクル」です。休む段階に入る髪が増えると、しばらくしてから抜け毛の増加として現れることがあります。
高熱を伴う病気や強いストレス、急激な減量などの後には、2〜3か月ほど遅れて抜け毛が増えるケースも。秋に気になり始めた場合は、夏ごろに体調を崩したり、無理な食事制限をしたりしていなかったか、振り返ってみましょう。
紫外線による髪の傷みや、乾燥による頭皮のかゆみも気になる季節です。ただし、髪のパサつきや頭皮の乾燥だけで、抜け毛の原因を判断することはできません。
また、年齢とともに髪が細くなり、分け目が目立ちやすくなる場合もあります。以前から少しずつボリュームが減っているなら、季節以外の要因も考えられます。
季節のせいと決めつけずに確認したい変化と受診の目安
抜け毛が多い状態が続く場合や、髪・頭皮に次のような変化がある場合は、皮膚科で相談しましょう。
- 分け目が広がり、地肌が以前より目立つ
- 一部分の髪がまとまって抜けている
- 頭皮に赤みや強いかゆみ、痛みがある
- 抜け毛が急に増え、その状態が続いている
「季節が変わるまで待ったほうがよい」と考える必要はありません。気になる変化があるときは、早めに原因を確認することが大切です。
受診時には、いつから増えたか、最近の体調や食事・体重の変化、服用中の薬などを伝えると、診察の手がかりになります。必要に応じて、鉄不足や甲状腺の病気などを調べる場合もあります。
抜け毛を細かく数えるのが負担なら、分け目を同じ照明や角度でときどき撮影しておくと、見た目の変化を伝えやすくなります。
秋の髪と頭皮をいたわるケア・生活習慣

毎日のケアでは、髪や頭皮への負担を減らし、食事と休息を整えることが基本です。まずは、普段のお手入れや過ごし方を見直してみましょう。
やさしく洗い、頭皮の乾燥を防ぐ
洗髪では、頭皮を強くこすらず、やさしく汚れを落とすことが大切です。シャンプーをよく泡立て、爪を立てずに指の腹で洗いましょう。熱いお湯は避け、すすぎ残しにも気をつけてください。
洗った後につっぱりやかゆみを感じる場合は、シャンプーが頭皮に合っているか見直す目安になります。乾燥が気になるときは、頭皮用の保湿剤も選択肢の一つです。
髪を乾かす際は、タオルでこするのではなく、水分を押さえるように拭き取ります。ドライヤーは少し離し、同じ場所に熱風が当たり続けないように動かしましょう。強いブラッシングや、髪をきつく結ぶ習慣にも気を配りたいところです。
バランスのよい食事を心がける
髪のための食生活では、特定の食品に偏らず、必要な栄養を日々の食事からとることが大切です。
髪の材料となるタンパク質を含む肉・魚・卵・大豆製品に、野菜なども組み合わせましょう。鉄や亜鉛なども、髪の成長に関わる栄養素です。
忙しい日は、おにぎりだけで済ませず、卵や豆腐、野菜のおかずを添えるだけでも、食事の内容を充実させられます。急に食事量を減らすダイエットは避け、無理なく続けられる食べ方を意識してみてください。
睡眠と休息の時間を確保する
忙しい毎日の中でも、睡眠や休息の時間を確保しましょう。
就寝・起床時刻をなるべくそろえる、寝る前の作業を早めに切り上げるなど、できることから始めてみてください。散歩や軽いストレッチ、好きなことを楽しむ時間も気分転換につながります。
抜け毛が気になると、何度も髪や頭皮を確認したくなることもあるでしょう。確認すること自体が負担になっているときは、鏡から少し離れて、ゆっくり過ごす時間も大切にしてください。
まとめ|抜け毛の変化を見ながら、無理のないケアを
秋の抜け毛がいつまで続くかは、原因や体調によって異なります。季節による変化もありますが、時期や本数だけで判断せず、髪のボリュームや頭皮の状態にも目を向けましょう。
日々のケアでは、やさしい洗髪とバランスのよい食事、十分な休息が基本です。すべてを一度に変えようとせず、続けやすいことから取り入れてみてください。抜け毛の増加や地肌の目立ちなどが気になる場合は、皮膚科で相談しましょう。
参考文献
- [季節による髪の成長と抜け毛の変化に関する研究(PubMed)](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2003996/)
- [抜け毛と脱毛の違いについて(米国皮膚科学会)](https://www.aad.org/public/diseases/hair-loss/insider/shedding)
- [休止期脱毛について(英国皮膚科学会)](https://www.bad.org.uk/pils/telogen-effluvium)
- [女性型脱毛症について(英国皮膚科学会)](https://www.bad.org.uk/pils/hair-loss-female-pattern-androgenetic-alopecia)
記事監修















