年齢を重ねるにつれて、体や心の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。
その変化と深く関わっているのが「更年期」です。
更年期は、誰にでも訪れる自然なライフステージのひとつですが、時期や感じ方には個人差があります。
ここでは、更年期とはどのような期間なのか、また、いつ頃から始まるのかについて、基本的な知識を整理していきます。
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更年期とはどのような期間?
更年期とは、閉経を挟んだ前後約10年間のことを指します。
一般的には、閉経前の約5年と、閉経後の約5年を合わせた期間が更年期とされています。
たとえば、55歳で閉経した場合、50歳から60歳頃までが更年期にあたります。
更年期が始まる時期には個人差がある
更年期を理解するうえで、まず知っておきたいのが「閉経」についてです。
閉経とは、月経が永久に停止した状態を指します。
閉経の時期を事前に正確に知ることはできませんが、月経の変化からある程度推測することは可能です。
これまで規則的だった月経が徐々に乱れたり、排卵のない月経が増えたりするなどの変化が見られるようになります。
こうした状態が続き、1年以上月経がない場合に閉経と診断されます。
閉経を迎える時期は人それぞれです。
早い方では40代前半、遅い方では50代後半に閉経を迎えることもあり、それに伴って更年期に入る時期も大きく異なります。
更年期は必ず不調が出るの?
更年期に入ると、体調の変化を感じる方は少なくありません。
特に、明らかな疾患がないにもかかわらず、更年期の時期にさまざまな不調があらわれる状態を「更年期障害」と呼びます。
更年期障害が起こる背景には、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が、大きく変動しながら低下していくことがあります。
更年期を迎えると、女性であれば誰でもホルモン分泌の変化は起こりますが、すべての方が更年期障害になるわけではありません。
実際に、更年期障害と診断される方の割合は、40歳代で3.6%、50歳代で9.1%とされています。
一方で、「更年期障害の可能性がある」と感じている方の割合は、40歳代で28.3%、50歳代で38.3%という結果もあります。
この差から、不調を感じていても医療機関を受診していない方が多いことがうかがえます。
実際に、更年期障害と思われる症状が出た際に「受診していない」と回答した方は、80〜90%にのぼっています。
更年期障害は、誰に起こっても不思議ではありません。
症状の程度には個人差があり、家事や育児、仕事など、日常生活に影響が出る方もいます。
しかし、更年期にどのような症状があらわれる可能性があるのか、また、不調を感じたときにどのように対処すればよいのかについて、十分に知られていないのが現状です。
もし更年期の不調を感じたら
検査をしても原因となる疾患が見つからないにもかかわらず、のぼせやほてり、動悸、めまい、イライラなどの症状が続く場合は、更年期障害の可能性が考えられます。
更年期障害は、治療によって症状を和らげることができるとされています。
婦人科を受診すると、ホルモン補充療法や漢方薬、向精神薬などを用いた治療が行われることがあります。症状が気になる場合は、早めに相談してみるとよいでしょう。
また、ゆらぎやすい時期のサポートとして、サプリメントを活用する方法もあります。
まとめ
更年期は、閉経を挟んだ前後約10年間にあたる時期で、体や心にさまざまな変化を感じやすくなります。
女性ホルモンの分泌が大きく変動することで、不調を感じる方もいますが、すべての人が更年期障害になるわけではありません。
更年期にみられる不調には個人差があり、症状が軽い方もいれば、日常生活に影響を感じる方もいます。
原因となる疾患がないにもかかわらず不調が続く場合は、更年期障害の可能性を考え、早めに医療機関へ相談することも大切です。
また、治療だけでなく、ゆらぎやすい時期のサポートとしてサプリメントを活用する方法もあります。
更年期を正しく理解し、自分の体調と向き合いながら、無理のない形で対処していきましょう。
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