新しい化粧品を使ったあとに肌が荒れてしまった。あるいは、いつも使っている化粧品なのに急に肌の調子が悪くなった。そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
敏感肌の方やアレルギー体質の方は、化粧品に含まれる成分に肌が反応し、赤みやかゆみなどのトラブルが起こることがあります。
今回は、化粧品が肌に合わないときに見られるサインや、その原因、対処法についてご紹介します。あわせて、化粧品による肌荒れを防ぐためのポイントも見ていきましょう。
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化粧品が肌に合わないと、どんな症状が出るの?

毎日スキンケアをしているのに、肌がカサついたり、赤みを帯びたりして荒れてしまう。
その原因はいくつか考えられますが、ひとつに「肌に合わない化粧品の使用」があります。
特に最近新しく化粧品を変えた場合は、そのアイテムが肌に合わず、トラブルを引き起こしている可能性もあります。
よく見られる症状
化粧品が肌に合わない場合、ヒリヒリ感やかゆみ、乾燥によるごわつき、かぶれ、腫れなどが見られることがあります。
そのほか、赤み、ほてり、吹き出物といった症状が現れることも少なくありません。
こうした肌荒れの背景には、バリア機能の乱れやアレルギー性接触皮膚炎、ターンオーバーの乱れなどが関係していると考えられています。
化粧品が肌に合わない原因

化粧品による肌荒れの背景には、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、代表的な3つの原因について見ていきましょう。
バリア機能の乱れ
肌の一番外側にある表皮の角層には、空気の乾燥や紫外線、花粉などの外部刺激を防ぐ「バリア機能」があります。
この機能が何らかの原因で低下すると、肌は刺激に対して敏感に反応しやすい状態です。
バリア機能が弱まっていると、化粧品を塗ったときにヒリヒリしたり、かゆみが出たり、洗顔や日焼け止めでつっぱりを強く感じたりすることがあります。
体調不良や季節の変わり目など、肌のコンディションが不安定なときに一時的に起こりやすいのも特徴。
特に花粉や紫外線が多い時期、乾燥による刺激が強い時期は、化粧品による刺激を受けやすくなります。
また、女性は月経前に肌が過敏になりやすく、一時的に化粧品が合わなく感じることもあります。
アレルギー性接触皮膚炎
化粧品に含まれている成分に反応して肌荒れを起こす場合、特定の成分を体が異物と認識してしまうことが原因と考えられています。
免疫システムが異物と判断した成分に再び触れることで起こるのが、アレルギー反応です。
その結果、ヒリヒリ感やかゆみ、乾燥によるごわつきなどの症状が現れることがあります。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーのサイクルが乱れると、古くなった角質細胞がうまく剥がれ落ちず、表皮に残りやすくなります。
すると、角質層の細胞間を埋める細胞間脂質などの保湿成分が作られにくくなり、肌のうるおいを保ちにくい状態に。
その結果、バリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすい肌になります。
化粧品にも敏感に反応しやすくなり、肌荒れを引き起こすことがあるのです。
化粧品による肌荒れの対処方法は?

化粧品によって肌荒れが起きてしまった場合、そのまま放置するとシミやシワなど、さらに肌状態が悪化する可能性もあります。
だからこそ、できるだけ早く、適切に対処することが大切です。
また、肌荒れの原因によって対処法は異なります。
ひとつの目安になるのが、「化粧品を使ってから症状が出るまでの時間」です。
ここでは、その違いをもとに対処のポイントを見ていきましょう。
・使ってすぐ、もしくは数日後に肌荒れした場合
化粧品を使ってすぐ、あるいは数時間以内に赤みやかゆみ、湿疹、かぶれなどが起きた場合は、成分に対してアレルギー反応を起こしている可能性があります。
その場合はすぐに使用を中止し、水でしっかり洗い流したうえで、冷たいタオルなどで肌を冷やしましょう。
一方、使い始めて数日後に肌荒れした場合は、化粧品の使い方自体が合っていない可能性も考えられます。
まずはパッケージに記載されている使用方法を確認し、正しい使い方でケアできているか見直してみましょう。
使い方に問題がない場合は、そのときの肌状態に合っていないこともあります。
気になる製品の使用をいったん中止し、肌の様子を見ることが大切です。
・使用10日前後、または長期使用していて肌荒れした場合
化粧品を使い始めて10日前後で肌荒れが起きた場合や、長く使っていた化粧品で急に赤みやかゆみが出てきた場合は、肌のバリア機能が低下している可能性があります。
季節の変わり目や環境の変化、体調不良などによって肌が敏感になり、外部刺激に反応しやすい状態になっていることがあるためです。
こうした場合は、いったん化粧品の使用を中止し、敏感肌向けなど肌への負担が少ないアイテムに切り替えるのがおすすめ。
それでも肌荒れが改善しないときは、皮膚科で相談することも検討してみましょう。
生理前は新しい化粧品の使用を避けると安心
生理前は黄体ホルモンの分泌が増えるため、肌がゆらぎやすく、肌荒れが起こりやすい時期です。
普段は問題なく使えている化粧品でも、体調がすぐれないタイミングには刺激を感じることがあります。
そのため、生理前から生理中にかけては、新しい化粧品の使用をできるだけ避けておくと安心です。
使い始めるなら、生理後や排卵期など、比較的体調が安定している時期が向いています。
まとめ
肌荒れの原因のひとつとして考えられるのが、肌に合わない化粧品の使用です。
化粧品が合わない場合は、ヒリヒリ感や赤み、かゆみ、かぶれ、吹き出物など、さまざまな症状が現れることがあります。
その背景には、バリア機能の低下やアレルギー、ターンオーバーの乱れなどが関係している場合も。
原因を見極めるうえでは、「化粧品を使ってから症状が出るまでの時間」もひとつの手がかりになります。
肌荒れに気づいたときは、そのまま使い続けるのではなく、肌の状態をよく観察しながら早めに対処することが大切です。
自分の肌に合った化粧品を選び、健やかな肌を保てるよう意識していきましょう。














