今さら聞けない「日焼け止め」の正しい塗り方とは

全ての肌トラブルを引き起こす可能性がある「紫外線」は、美肌ケアの大敵といわれています。美肌のために日焼け止めを塗っていても、正しい塗り方ができていないと効果が十分に発揮されず、シミ・シワ・くすみ・肌老化につながることも……! 今回は正しい日焼け止めの塗り方をご紹介! この機会に見直しをして、理想の美肌作りに役立ててくださいね。

日焼け止めが「重要」な理由は?

日焼け止めが大切な理由は、紫外線によるダメージを防ぐためです。日焼け止めを塗らずに直接紫外線を浴びてしまうと、肌は日焼けしてしまい、火傷と同じような炎症を起こした状態になる可能性があります。
また日焼けすると、肌を守るためにメラニン色素が生成されます。この色素が、シミ・くすみなどのトラブルを引き起こすケースも多いため、美肌を守るために日焼け止めをしっかりと塗り、紫外線によるダメージを防ぎましょう!

日焼け止めの顔や体への正しい塗り方は?

日焼け止めの大切さを理解して、塗っていても「日焼けしてしまった」という経験はありませんか? 最大限に効果が発揮できる「正しい塗り方」のポイントやコツをおさえておきましょう!

「顔」に塗る日焼け止めの正しい塗り方は?

顔に塗る日焼け止めは、スキンケアで肌を整えた後に塗ります。日焼け止めを塗る時は、5点置きをしてから塗ると、ムラなく均一に塗れるのでオススメです。
適量を手にとり、両頬、おでこ、鼻、あごの5点に置いて、中指と薬指の2本を使って、両頬やおでこなど、広い部分から順番に伸ばして、丁寧に塗っていきます。
まぶたや目尻など目の周り、小鼻、口の周り、眉間、髪の生え際やフェイスライン、耳の後ろなど細かい部分は、塗り残しやムラが起こりやすいので、きちんと塗れているか確認しましょう。おでこ、両頬、鼻筋など皮脂が多くてメイクが崩れやすい部分は、日焼け止めを重ねて塗ることもオススメです!

「首・デコルテ」に塗る日焼け止めの正しい塗り方は?

・首の日焼け止めの塗り方
顔を塗り終えたら、首やデコルテも忘れずに日焼け止めを塗りましょう! 適量を首筋に乗せて、軽くなじませたら、鎖骨あたりから上に向かって伸ばしていきます。首の前を塗る時は上を向き、首の後ろを塗る時は下を向いて塗ると、首のシワが伸びるので、塗り残しを防ぐことができます。
・デコルテの日焼け止めの塗り方
デコルテは首からリンパの流れに沿って塗り、丁寧になじませましょう。首の後ろやデコルテは、日焼け止めを塗り忘れやすい部分なので、意識して塗ることが大切です! また首やデコルテは年齢が出やすい部分なので、必ず日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。

「体」に塗る日焼け止めの正しい塗り方は?

腕や脚など、範囲が広くて大まかに塗ってしまいがちな体こそ、丁寧に塗り広げる意識が大切です。日焼け止めを適量手に取ったら、肌をこすらないように優しく塗り広げてなじませます。
一度に腕や脚全体を塗るとせず、数度に分けて丁寧に塗り、全身ムラなく塗れるように意識してくださいね! 手や足の甲、ひざやひざ裏、体の側面、背中など、手の届きにくい場所や自分から見えない部分は塗り残しやムラになりやすいので気をつけましょう。
特に手の甲や腕の部分は日焼けしやすいので、しっかり重ね塗りがオススメです!

要注意! 日焼け止めの「NGな塗り方」3つ

日常的に使用する日焼け止めですが、ムラになっていたり、量が少なすぎたりと、実は正しく塗れていない方も多いです。効果を最大限に得るために「NGな塗り方」もチェックしておきましょう。
1:塗り直しをしていない
日焼け止めの効果を保つためには、2〜3時間おきに塗り直すことがオススメです。SPF値やPA値に関わらず、どうしても汗や皮脂、摩擦などによってお出かけ前に塗った日焼け止めは落ちてしまいます。途中で塗り直ししないと、十分な効果は得られません。
特に海やプールで泳ぐ、レジャーを楽しむ場合は汗などで日焼け止めが落ちるので、こまめに塗り直ししましょう!

・メイク崩れが気になる時は?
日焼け止めの塗り直しによる「メイク崩れ」が気になる時は、スプレータイプの日焼け止めが便利です。背中や脚など、手の届きにくい場所にもサッと使えるので、体への塗り直しにも重宝します。
体に日焼け止めを塗る場合は、汗や水分をしっかり拭き取ってから、塗り直しします。肌に水運が残ったままでは、ムラになりやすく、日焼け止めが落ちやすくなってしまうので注意してくださいね!

2:少量を薄く伸ばす
いくら日焼け止めを塗っても、適切な量を塗らなければ十分な効果は得られません。大抵の場合、使用量の目安よりも少量を使っているケースが多いとされています。白浮きを避けたいなどの理由があっても、日焼け止めの使用量を減らして薄く伸ばすのはNGです。パッケージや使用説明書に表示されている規定の量をしっかり塗ることが大切です。

3:手のひらで日焼け止めをすり合わせてから塗る
日焼け止めを両手のひらですり合わせてから塗ると、手のひらに日焼け止めが残ってしまい規定量を塗ることができず、塗り直しやムラになる原因にもつながります。日焼け止めを手に取った後、各部位に点置きしてから、肌を擦らないよう優しく広げて塗っていきます。体の場合は、先述した5点置き。体の場合は一度に全体を塗ろうとせずに少しずつ天置きした後、丁寧に全体に塗り広げていきましょう。

まとめ

日焼け止めを塗っても効果が感じられない。そんな方は、塗り方を見直して効果を実感できるようにしたいですね! シミ・くすみ・老化サインなどにつながる紫外線。日焼け止めを正しく塗って、日傘や帽子、サングラスなどのU Vケアグッズも活用しながら大切なお肌を守ってあげましょう。