二の腕にできる小さなぶつぶつやザラつき。薄着の季節には「見た目が気になって腕を出したくない」「どうやってケアしたら良いのかわからない」という声も目立ちます。今回は、薄着の季節に向けて二の腕のぶつぶつの原因と、正しいケア方法をご紹介します。自信が持てる二の腕を手に入れるためにチェックしてくださいね！
目次
二の腕のぶつぶつの正体は？
二の腕にできる小さなぶつぶつやザラつきは「毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）」という皮膚疾患の可能性がります。毛孔性苔癬とは、皮膚の毛穴に角化したぶつぶつの発疹がたくさん生じる皮膚疾患。触るとザラザラしているので「サメ肌」と呼ばれることもあります。・毛孔性苔癬の症状は？
毛孔性苔癬の主な症状は、小さなぶつぶつとした盛り上がった発疹が二の腕の外側などに無数にできるのが特徴で、赤みや茶褐色の色素沈着を伴う場合もあります。太ももの前面やお尻、背中、フェイスラインにあらわれることもあります。
かゆみや痛みなどの症状はほとんどありませんが、肌が乾燥しているとまれにかゆみを感じることもあります。毛孔性苔癬の多くは、子供の頃に発症して思春期頃目立つようになります。加齢とともに自然と目立たなくなることがほとんどです。他人に感染することもないので、見た目が気にならない場合、特に治療は必要ありませんが、肌を出す機会が多い女性には大きな悩みでもありますよね。
二の腕のぶつぶつの原因は？
毛孔性苔癬の正体は、毛穴や毛包に蓄積した角質です。根本的な原因は、はっきりと解明されていませんが「ターンオーバーの乱れ」「体質的な要因」「遺伝的な要因」が発症に関与していると考えられています。ターンオーバーとは、古い角質が剥がれ落ちて一定の周期で新しい皮膚に生まれ変わる肌の新陳代謝のこと。このターンオーバーが乱れ、古い角質が排出されずに毛穴に詰まってしまうと、ぶつぶつやザラつきの原因になります。
二の腕のぶつぶつを正しくケアする方法３つ
二の腕のぶつぶつのケアにおいて大切なのは、溜まった角質を優しく除去して十分な保湿ケアで肌を整えることです。自宅でできる二の腕のぶつぶつの対処法をご紹介します！
１：体の汚れを優しく落とす
毎日の入浴で体の汚れを優しく落としましょう。ゆっくり湯船に浸かり、体を温めることで肌が柔らかくなり、毛穴が開いて奥に詰まった古い角質が落ちやすくなります。お湯の温度が高すぎると、肌の潤いを保つ皮脂が流出しやすくなり、肌の乾燥につながるため暑すぎない温度に設定するのがオススメです。・体の洗い方も工夫を！
肌に優しい成分を使用したボディソープを使って、しっかり泡立てて優しく洗いましょう。汚れは手だけでも十分に落とせるので、ゴシゴシこする必要もありません。ボディスポンジやタオルなどを使う場合は、柔らかくて肌触りの良い「天然素材」のものを選ぶのがオススメです。最後は、すすぎ残しが内容にシャワーでしっかり洗い流しましょう。
２：溜まった角質を除去する
二の腕のぶつぶつは、ターンオーバーがうまく働かずに古い角質が溜まってしまっているのが要因のひとつ。角質が溜まっている場合は、それを除去することも大切です。ただし、二の腕のぶつぶつが悪化したり、跡が残ったりする可能性もあるのでケアは丁寧に。角質は一度で取り除こうとせずに、時間をかけてケアすることが大切です。
また毛穴詰まりを防ぐためにも、週１〜2回、酵素を配合したウォッシュパウダーで、二の腕の潤い角質を除去すると良いでしょう。酵素を配合したウォッシュパウダーは、洗顔に人気のアイテムですが、ボディケアにもオススメです。
３：保湿ケアで肌状態を整える
肌の乾燥も、二の腕のぶつぶつが悪化する原因です。ターンオーバーの乱れを引き起こさないために、優しく洗顔、角質ケアした後は、必ず保湿ケアをしましょう！ お風呂上がりは肌が乾燥しやすいので、できるだけ早く保湿して潤いを閉じ込めることが大切です。保湿成分が配合された美容液・クリームでしっかりフタをして肌を整えてくださいね。スキンケアと合わせて、外出時には紫外線対策も行いましょう。
日常生活で意識しておきたいことは？
二の腕のぶつぶつを悪化させないために、皮膚のケアをするのはもちろんのこと、日常生活でも気をつけるべきことをご紹介します。・刺激を与えない
二の腕のぶつぶつが気になって、無意識に触ってしまうことはありませんか？ 気になるあまり爪で引っ掻いたり、潰したりしてしまうとそこから炎症が起こり色素沈着になることもあります。刺激を与えるとバリア機能低下にもつながるので、乾燥が進んでぶつぶつが悪化するケースもあるため注意しましょう。特にカミソリでのムダ毛処理は、肌を傷つけるので控えてくださいね。
・生活習慣を見直す
肌のターンオーバーの乱れが毛孔性苔癬の原因のひとつになるとされているので、毎日のスキンケアにプラスして生活習慣を改善することも意識しましょう！ 偏った食生活、睡眠不足、運動不足など生活習慣の乱れを正してくださいね。また睡眠時間をしっかり確保することも重要です。寝不足が続くと肌のターンオーバーが正常に行われずに、古い角質が残りやすくなってしまいます。忙しい毎日を送っていても、寝不足にならないように工夫してくださいね。
