コラーゲンとは

コラーゲンとは?

体を構成する重要なたんぱく質です。 肌、骨、軟骨、血管、髪、爪、筋肉などに存在する大切なコラーゲンは、体の組織や細胞を支えたり、つなげる役割を担っています。 人の体は、20%がたんぱく質でできていますが、そのうちの30%がコラーゲンともいわれています。 体重が60㎏の人であれば、約3.6㎏がコラーゲンできている計算です。 体内コラーゲンの内訳は、肌が40%、骨・軟骨10~20%、血管7~8%、その他32%~43%です。

コラーゲンは年齢とともに減ってしまうの?

コラーゲンは継続して分解と合成を繰り返していますが、コラーゲン代謝のスピードは加齢とともに衰えていきます。 その結果、新しく生成されるコラーゲンの量が減り、全体量も比例して減ってきてしまいます。 コラーゲンは、年齢とともにどの位減ってしまうのでしょうか? 体内の健康なコラーゲンはお肌の曲がり角といわれる25歳をピークに減り始め、40代でおよそピーク時の50%、60代ともなるとピーク時の30%にまで減少してしまいます。 加齢によるコラーゲン減少推移 出典:藤本大三郎「老化のメカニズムと制御」

コラーゲンはどれぐらい摂ればいいの?

1日に5g~10g経口摂取すると、皮膚や毛髪などに有効であるという研究報告があります。 また、調査結果によると、成人女性の1日あたりのコラーゲン摂取量は平均1.9gという結果が報告されています。 食事からの摂取だけでは、コラーゲンの1日の摂取量は不足しているということがわかります。 コラーゲンを5g食事で摂取するには、鶏の手羽先であれば15本(約1,000kcal)食べなければいけません。 不足しているコラーゲンをサプリメントやパウダー(5gで19kacl)などで補う方が良いのではないでしょうか。 出典:20代から50代日本人女性における食事由来コラーゲン推定摂取量の特徴 http://www.jilr.or.jp/files/eiyogakuzashi70_120.pdf

コラーゲンの形や大きさの違い

分子の大きさと製法や用途によって、コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチド、アミノ酸の違いがあります。 ■コラーゲン アミノ酸が鎖のようにつながっている状態で分子量は、30万と非常に大きく吸収しづらいです。 ■ゼラチン コラーゲンを加熱し抽出・分解したもので分子量は、数万~数十万。食品やカプセル、写真に使われています。 ■コラーゲンペプチド コラーゲンを加水分解、酵素分解などで低分子化したもので分子量は、数千。健康食品に使われています。 ■アミノ酸 たんぱく質を形成する最小のサイズで調味料に使われています。 コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの違い

コラーゲンの選び方

種類

大きく分けると動物由来、魚由来があります。 動物由来は、牛皮由来、豚皮由来、鶏皮由来があり販売量が多いのは豚由来です。 魚由来は、魚皮由来、鱗由来の2種類があります。 コラーゲンの由来によって効果が大きく変わるということはなく製法や加工法によって違いがあるといわれています。

抽出方法

コラーゲンは、一般的に3~5回程度抽出されます。 最初は低い温度で抽出を行い徐々に高温で抽出します。 抽出回数が多くなるにつれて熱などのダメージで風味や品質が低下していきます。 最初に抽出されるコラーゲンが風味も良く高品質と言われています。 コラーゲン原料のランク表

分子量

一般的に健康食品に使われているコラーゲンペプチドの分子量の平均は4,500~5,500と言われていますがそれより小さい分子量の方が吸収しやすいと言えます。 出典:ファンケル研究開発 https://www.fancl.jp/laboratory/report/37.html

一緒に飲むといいもの

■ビタミンC そのコラーゲンと一緒に摂ると吸収が高まるといわれています。 タンパク質であるコラーゲンは、一度体内でアミノ酸に分解され、吸収されます。 その再合成をサポートするのがビタミンCだと考えられているからです。 ■乳酸菌 腸内環境を整え吸収を助けます。

飲むタイミングは?

医薬品ではないので飲むタイミングにきまりはありません。 ただお肌のことを考えると夜10時~2時のお肌のゴールデンタイムに飲むことをお勧めいたします。 前の日に飲み忘れた場合は、吸収率の高い朝の起床後でも大丈夫です。

どのぐらいの期間飲めばいいの?

医薬品ではありませんので飲んですぐ何かが変わるというものではありません。 やはり最低でも3ヶ月間は継続してほしいです。 また長く飲んでいるうちに効果があまり感じられなくなる場合もありますが飲むのをやめてしばらくして体調が良かったことをあらためて感じたという話をよく聞きます。 何事も継続することが大切です。  
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