悔しさから始まった学び。開発担当Sさんが大切にする「楽しいスキンケア」

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2025年12月に誕生した、美容液シリーズ『Bmuse serum』。

「その時のわたしに、いちばんの肌を」というコンセプトのもと、その日の肌状態に合わせて選べるスキンケアとして展開してきました。

そして5月30日、新たなラインナップとしてアゼライン酸誘導体配合の美容液「Bmuse AZ+20セラム」が加わります。

発売にあたってお話を聞いたのは、開発担当のSさん。

特に気になったのは、商品開発と並行して取得した化粧品検定1級についてです。

商品開発に関わる中で、何を感じ、なぜ学ぼうと思ったのか。
その学びを通して、スキンケアや商品づくりへの向き合い方はどう変わっていったのか。

Sさんの言葉から、「楽しいスキンケア」を届けたいという想いをたどります。

商品開発の中で感じた、学びの必要性

――化粧品検定1級を取得しようと思ったきっかけを教えてください。

商品開発に関わるようになって、化粧品メーカーさんと話す機会や、他社商品の情報を見る機会が増えました。

その中で、成分のことや処方のことなど、わからないことがたくさんあって。
それが、すごく悔しかったんです。

漠然と「勉強しました」と言うだけじゃなく、知識を形にできるもの、証明できるものを取りたい。

そう思ったことが、化粧品検定1級に挑戦したきっかけです。

――最初から1級に挑戦されたのですね。

とにかく、早く1級を取りたかったんです。

1級を取るということは、2級や3級の内容も含めて学ぶことになるので、それなら最初から1級に挑戦したいと思いました。

試験日まで時間もありましたし、後に延ばすより、今のうちにしっかり勉強して形にしたいという気持ちが大きかったです。

仕事と向き合いながら、学び続けること

――仕事をしながらの勉強は、大変だったのではないでしょうか?

正直、大変でした。

吸収が早い人なら、もう少しスムーズに進められるのかもしれないですが、私にとっては難しかったです。

社会人になってから試験を受けるのも初めてで。
学生の頃は勉強が生活のメインでしたが、今は仕事がある中で勉強もする形なので、大変さが違いました。

普段の業務に全力で取り組み、その隙間で勉強する。
その両立は、特に試験前になるとプレッシャーを感じることもありましたね。

――そんな中、どのように勉強に取り組みましたか?

毎日コツコツ机に向かえるのが理想ですが、私の場合はそれだけだとなかなか続かなくて…。
YouTubeの対策動画を見ながら勉強する期間もありました。
 
耳で聞く方が、別のことをしながらでも取り入れやすく、気軽に続けられて。
 
動画中心で勉強した後に、また座学に戻るなど、メリハリを付けながら楽しく続ける工夫をしていました。

知識が増えたことで変わった、ものの見え方

――資格を取る前と後で、何が変わりましたか?

まず、商品を作るうえで考えられることが、どんどん増えていきました

学ぶ前は、化粧品メーカーさんから成分や処方について説明を受けても「そういうものなんだ」とそのまま受け取っていたところがあって。

でも、少しずつ知識が増えていくと、ただ説明を受けて終わりじゃなくて、そこからさらに考えられることが増えていったんです。

「もっとこうできるんじゃないか」と可能性を考えたり、反対に「こういう点には気をつけた方がいいかもしれない」とリスクの面にも目が向くようになったり。

知識が増えたことで楽しめるようになった部分もあれば、以前よりも難しさを感じることもあります。
こだわりたい部分が増えて、その分また悩んで、考えて。

そういう繰り返しの中で、商品づくりにより深く向き合うようになりました。

――もともとプライベートでも美容が好きだったと伺いましたが、そこにも影響はありましたか?

プライベートでも、見る視点がかなり変わったと思います。

SNSで話題の商品を見るのは以前と同じですが、最近はバラエティショップに足を運ぶことも増えました。

売り場に行くと、ネットで見ている時とはまた少し違う雰囲気を感じることがあるんです。

もちろん、ネットで人気の商品は店頭でも人気商品として打ち出されていますし、話題の成分も目に入ります。
でも、店頭で見ると、ネットでは見えなかった新しい発見がある気がして。

欲しい商品がなくても、その発見を求めてふらっとお店に入ることもあります。

――普段から、作る側と使う側の両方の視点で、商品を見るようになったということですか?

そうですね。そこは、商品開発に携わるようになってから感じていた変化でもあります。

新しい商品を手に取る時って、ワクワクする気持ちがありますよね。
「早く使ってみたい」という楽しさもあれば、「自分に合うのかな」という少しの不安もあると思います。

以前から自分でも感じていた気持ちですが、改めてその感じ方を意識するようになりました。

同時に、どのブランドや商品にもそれぞれの想いや背景があって作られているんだろうな、とも感じるようになったんです。

成分や使用感だけではなく、そういう背景の部分ももっと知りたいと思うようになったのは、私の中で大きな変化でした。

だからこそ、作る側としても、想いや背景まできちんと届けたいと思いますね。

――本当に視野が広がっている感じがありますね。

作る側と使う側、両方の視点を持てるようになったことは、自分でもすごく良いことだと思っています。

一方で、ここにも難しさがあると感じていて。
それは、以前の自分が持っていた“いち消費者としての自然な感覚”を、完全には思い出せないという難しさです。

以前の私は、流行っているからとか、パッケージがかわいいからとか、そういう気持ちで商品を選ぶこともあったと思います。
今はスキンケアの奥深さを知ったことで、商品の見方や選び方が変わりました。

でも、以前の自分のように商品を選んでいる方もたくさんいる。
そう考えると、商品を作る時に、今の自分の知識や感覚だけに頼ることはできません。

自分には良さがわかるものでも、まだ知らない方にとっては、その良さが伝わらないこともあります。

だから、成分の魅力を大切にしながらも、最初に手に取る時のワクワク感や、少しの不安にも寄り添いたい。

そのためにも、自分だけで判断するのではなく、いろんな人の意見を聞きながら、どんな商品にするのか、どう届けるのか考えることを意識しています。

学びの先にあった、「楽しいスキンケア」

――最後に、『Bmuse AZ+20セラム』を通して届けたい想いを教えてください。 

Bmuse serumシリーズ全体としての想いになりますが、いちばん大切にしているのは、「楽しいスキンケアを届ける」ということです。

今は本当にたくさんの商品や情報があって、いろいろな意見があります。
正解がひとつではないからこそ、何を選べばいいのか迷う方もいると思います。

私自身も開発や勉強をしていく中で、あんなに楽しいと思っていたスキンケアなのに、難しく考えすぎてしまうこともあって。

でも、原点に戻ると、スキンケアは薬のように何かを治すものではないからこそ、日々をもっと楽しくしてくれるサポートのような存在だと思うんです。

だから、大きな変化の必要性を押し付けるのではなく、

「スキンケアって楽しいよね」
「自分の好みに合うものを見つけるって楽しいよね」

と寄り添うような体験を届けたいと思っています。

日々のお手入れの中で大きな変化を実感できることも素敵ですが、それと同じくらい、長い目で毎日肌と向き合って「なんかいいかも」と思える瞬間や、小さな心地よさを楽しめることも、スキンケアの大切な魅力だと思うようになりました。
 
自分の気持ちが少しでも整うと、生活の中で前向きな気持ちが生まれてくることもありますよね。

前向きになれるきっかけは人それぞれで、ひとつではありません。
その中のひとつとして、スキンケアがある。

今回の「Bmuse AZ+20セラム」も、誰かの日常の中で、前を向く小さなきっかけのひとつになれたらと思っています。

編集後記

「わからないことがたくさんあって、悔しかった」

そう話すSさんの目には、涙が浮かんでいました。

それは、商品と向き合う中で感じた悔しさであり、もっと良いものを届けたいという想いの表れでもあったのだと思います。

学ぶほどに、見えるものは増えていく。
その分、迷うことも、難しさを感じることもある。

それでも、使う方の気持ちに寄り添いながら、スキンケアをもっと楽しくする商品をつくりたい。

Sさんの言葉からは、そんな誠実な姿勢が静かに伝わってきました。

その学びと想いを重ねながら形になった「Bmuse AZ+20セラム」が、誰かにとって、日々を前向きに楽しむきっかけになりますように。

記事監修

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スキンケア商品開発担当・S
「キレイ・デ・ラボ」スキンケア商品開発担当 化粧品検定1級

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