入浴や運動をすると、顔に汗をかくことがありますよね。
顔に汗をかくことは、美容の面でも良いといわれることがあります。
ただし、すべての汗が同じというわけではありません。
美容にとってプラスに働く“良い汗”もあれば、肌に負担をかけやすい“悪い汗”もあります。
今回は、顔に汗をかくことのメリットと、美肌づくりにつながる汗のかき方についてご紹介します。
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顔から汗をかくのは美肌に良いこと?

顔に汗をかくことは、美肌にとってプラスに働く面があるとされています。
ただし、それは“良い汗”をかいた場合のこと。汗の質によっては、肌に負担をかけることもあります。
顔に汗をかくのが苦手という方もいるかもしれませんが、適度に汗をかくことは、肌を健やかに保つうえで大切です。
汗によって古い角質や毛穴の汚れが流れやすくなり、肌をすっきり保ちやすくなります。
また、顔に汗をかきにくい状態が続くと、肌が乾燥しやすくなり、バリア機能の低下につながることもあるといわれています。
美肌を目指すなら、顔に適度な汗をかきながら、古い角質や汚れをため込みにくい状態を保つことがポイントです。
美肌のために顔から汗をかくメリット3つ

顔から良い汗をかくことで、肌にうれしい働きが期待できます。
ここでいう良い汗とは、ベタつきが少なく、さらっとした汗のこと。反対に、ベタついて不快感のある汗は“悪い汗”とされています。
美肌を目指すなら、顔から適度に良い汗をかくことも大切です。
ここでは、主なメリットを見ていきましょう。
1:保湿効果
顔から良い汗をかくと、肌の新陳代謝が高まりやすくなります。
さらに、汗と皮脂が混ざり合うことで皮脂膜がつくられ、肌のうるおいを守る働きにつながります。
その結果、乾燥しにくい状態を保ちやすくなります。
2:細菌や肌表面の汚れを流す効果
顔に適度な汗をかくことで、肌表面に付着した細菌や汚れが流れやすくなります。
また、においの原因となる菌も汗によって流されるため、肌を清潔に保ちやすくなる点もメリットです。
3:フェイスラインのむくみ対策
顔から良い汗をかくと、肌の内側にたまった余分な水分の排出も促されます。
そのため、顔がむくみやすい方にとっては、フェイスラインをすっきり見せる助けになることもあります。
良い汗と悪い汗の違いは?
運動や入浴のあとにかく汗はさらっとしているのに、緊張したときの汗はベタつく。そんな違いを感じたことがある方もいるかもしれません。
実は汗には種類があり、性質にも違いがあります。
・運動やお風呂でかく「良い汗」
良い汗は、水のようにさらっとしていて蒸発しやすいのが特徴です。
この汗は、全身にある「エクリン腺」という汗腺から分泌されます。
汗は、もともとミネラルや水分が汗腺に取り込まれて作られるものです。良い汗は、外に出るまでの間に必要なミネラルが血液へ再吸収されるため、水っぽくさらさらとした状態になります。
含まれる成分が少ないぶん蒸発しやすく、菌のエサにもなりにくい汗です。
そのため、雑菌が繁殖しにくく、ニキビや肌荒れが起こりにくい傾向があります。
・メンタルと直結する「悪い汗」
悪い汗は、ベタつきがあり、蒸発しにくいのが特徴です。
緊張したときやストレスを感じたとき、また汗腺の働きが低下しているときに出やすいとされています。
悪い汗には、ワキの下や陰部など一部に存在する「アポクリン腺」から出る汗と、汗腺の機能が低下して正常に働いていない状態で出る汗の2種類があります。
アポクリン腺から出る汗は、脂質やたんぱく質を含むため、ベタつきやすいのが特徴です。
一方、普段から汗をかく習慣が少なく、汗腺の機能が低下している場合に出る汗は、ミネラルも一緒に排出されるため、同じようにベタつきやすくなります。
顔から良い汗をかくコツ
顔から良い汗をかくために意識したいのは、「汗をかきやすい体づくり」です。
もともと汗をかきにくい体質だと、良い汗が出にくく、ベタついた悪い汗が出やすくなるといわれています。悪い汗は、肌のかぶれやかゆみにつながることもあります。
良い汗をかくためには、基礎代謝を高めることと、十分な水分補給を心がけることが大切です。
毎日の習慣を少しずつ見直し、汗をかきやすい状態へ整えていくことがポイントになります。
軽い運動で汗をかいたり、入浴でしっかり発汗したりすることも、良い汗をかきやすくする方法のひとつです。
効果的な良い汗のかき方

では、良い汗を効果的にかくためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
ここでは、日常に取り入れやすい方法をご紹介します。
・ウォーキング
運動が苦手な方でも始めやすいのがウォーキングです。
3分ほど普通に歩き、そのあと3分早歩きを行う流れを3〜5セット。合計20〜30分程度を目安に続けるのが理想とされています。
毎日できれば理想的ですが、難しい場合は週2〜3回でも十分です。
無理なく続けられるペースで取り入れていきましょう。
・ストレッチ
ストレッチは、5〜10分ほどを目安に行うのがおすすめです。
毎晩、寝る前の習慣にすると取り入れやすくなります。
意識したいのは、肩甲骨まわりと骨盤まわり。
肩甲骨の周辺には、代謝に関わる褐色脂肪細胞が多く存在するとされ、骨盤まわりは内臓の血行を促しやすい部位です。こうした部分を中心にほぐしていくことで、汗をかきやすい体づくりにつながります。
・入浴
入浴は、40度以下のお湯に20〜30分ほどゆっくり浸かるのが効果的です。
時間がない場合は、10分ほど肩まで浸かるだけでもかまいません。
忙しいとシャワーだけで済ませてしまいがちですが、毎日でなくても週2〜3回を目安に湯船に浸かる習慣を取り入れてみましょう。
体を温める時間が、良い汗をかきやすい状態づくりを後押ししてくれます。
顔から汗をかいたあとは、保湿ケアも忘れずに

顔に汗をかいたときは、その後のスキンケアも大切です。
汗をかいたまま放置すると、時間の経過とともに菌が繁殖しやすくなります。メイクをしている場合は、汗によって崩れやすくなる原因にもなります。
また、汗をそのままにしておくことで、かゆみやかぶれなどの肌トラブルにつながることもあります。
顔に汗をかいたときは、顔専用の汗拭きシートや清潔なハンカチでやさしく拭き取りましょう。
そのあとに、美容液やスプレータイプの化粧水などで保湿しておくと安心です。
うるおいを補うことで、汗を拭いたあとの乾燥も防ぎやすくなります。
家にいる場合は、汗をかいたあとにやさしく洗顔するのもひとつの方法です。
洗顔後は、乾燥を防ぐための保湿ケアまで行うことを意識しておきたいところです。
まとめ
美肌を目指すうえで、良い汗をかくことは大切なポイントのひとつです。
運動や入浴で適度に汗をかく習慣は、肌だけでなく健康面にも良い影響が期待できます。
ただし、汗はかくだけで終わりではありません。
汗をかいたあとの拭き取りや保湿まで丁寧に行うことで、肌を健やかに保ちやすくなります。
良い汗を上手に取り入れながら、毎日の美肌づくりに役立てていきましょう。














