怖い……糖化・酸化・老化!食べすぎに注意

0107pixta_37244445_M

スキンケアにお金や時間をかけていても、内側のケアが不足していると実感しにくいことがあります。スキンケアをしているのに肌の調子がゆるやかに変わっていく場合は、毎日の「食生活」を見直すことも大切。普段よく食べているものが、実は“肌の老化を進めやすい食べ物”に当てはまっている可能性もあります。

今回は、肌老化に関わりやすい食べ物をチェックして、内側からのケアに役立てていきましょう。

老化の原因! 肌がサビる「酸化」って何?

健康的で若々しい肌を保つためには、スキンケアだけでなく「内側からのケア」も欠かせません。どれだけ丁寧にケアをしていても、肌の老化につながりやすい食べ物を日常的に選んでいると、その効果を感じにくくなることがあります。まず知っておきたいのが、肌をサビつかせる「酸化」です。

酸化が肌にもたらす悪影響とは

鉄が酸素と結びついてサビていくように、体の中に取り込んだ酸素の一部は「活性酸素」となり、体をサビつかせて老化を進める要因になります。

私たちの体は、細胞代謝やエネルギー生成のために酸素を必要としますが、活性酸素は細胞を攻撃してしまうことがあり、肌のシワやシミが増える一因になるとも言われています。

若々しい肌を保つためには、体の中で活性酸素ができるだけ増えないように意識することが大切です。また、活性酸素から体を守る「抗酸化力」は年齢とともにゆるやかに低下するため、酸化を招きやすい食べ物は控えることがポイントになります。

肌がコゲる「糖化」にも注意を!

パンケーキがこんがり焼けるように、体の中でもタンパク質と糖質が結びつくことで「糖化」という現象が起こります。これにより、褐色変化と呼ばれる状態が生じます。食べ物が糖化で茶色くなるのと同じように、肌のタンパク質が糖化すると硬く、透明感のない糖化タンパク質へと変わり、ターンオーバーの乱れやハリ不足につながることがあります。

さらに、この褐色の糖化タンパク質が表皮に蓄積するとメラニンが排出されにくくなり、肌のくすみやシミが目立ちやすくなる仕組みです。糖化を招きやすい食べ物は身近に多いので、一度確認しておくことが大切です。

肌老化を促進させる食べ物をチェック!

肌は体の内側からつくられるため、スキンケアと同じように、日々の食生活にも気を配りたいところです。普段よく食べているものの中に、肌の老化につながりやすい食品が含まれていないか、一度見直してみましょう。

白い食べ物は「糖化」しやすい

美肌には「白い食べ物」があまり向かないと言われることがあります。具体的には、白砂糖や白米、白いパンなどの精製された食品です。これらは消化が早く、血糖値が上がるスピードも速いため、糖化に傾きやすい点が特徴です。

白砂糖より黒糖やハチミツ、白米より玄米や雑穀米、白いパンよりライ麦パンや全粒粉パンなどのほうが、美肌づくりには向いているとされています。特に白砂糖は習慣化しやすいため、日頃の食事やお菓子にどれくらい含まれているのか、一度確認してみると安心です。

マーガリン・ショートニングは要注意

美しい肌を保つためには、良質な油分を選ぶことも大切です。マーガリンやショートニングには、体や肌の酸化に関わりやすいとされるトランス脂肪酸が多く含まれています。毎朝トーストにマーガリンを塗る習慣があったり、ショートニングを使った焼き菓子やパンをよく食べていたりすると、肌老化に傾きやすくなる可能性があります。

カロリーが高く味のよいマーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているため、酸化を招きやすく、美肌づくりの面では注意が必要です。

砂糖が多く含まれたソフトドリンク

白砂糖を多く含むソフトドリンクを習慣的に飲んでいると、肌の糖化につながりやすくなります。スッキリした甘さの炭酸飲料でも、意外と多くの糖分が入っていることがあるので注意したいところです。また、砂糖不使用やカロリーゼロのドリンクには人工甘味料が使われている場合があり、糖化を起こしやすいと言われています。

アルコールは「たるみ」の原因に?

肌のたるみが気になるときは、アルコールを控えることも一つの方法です。飲み過ぎると血管が広がって水分が失われ、むくみやすくなります。さらに、お酒に合わせるおつまみは塩分が高いものが多いため、毎日続けていると体内の水分バランスが乱れやすくなります。体がむくむと肌にも負担がかかるため、アルコールの量には気をつけたいですね。おつまみも塩分の控えめなものを選ぶと安心です。

肌を老化させない食べ方のコツ

ハリのある若々しい肌を保つためには、「老化につながりやすい食べ物」を控えつつ、「老化を招きにくい食べ方」を意識することも大切です。

  • 酸化や糖化に傾きやすい食べ物を避ける
  • よく噛んで食べる
  • 野菜から先に食べる

こうした工夫を心がけることで、肌の負担を減らしやすくなります。特に野菜から先に食べる方法は、その後にとる糖質が急激に吸収されにくくなると言われています。

まとめ

普段の食事に何気なく選んでいる食品の中にも、酸化や糖化につながりやすいものが含まれていることがあります。スキンケアを続けていても、内側のケアが追いつかないと、思うように手応えを感じにくいこともありますよね。

今回ご紹介したように、白砂糖を多く含む食品や精製された炭水化物、マーガリン・ショートニング、甘いドリンクやアルコールなどは、肌に負担をかけやすいとされています。

まずは「どんなものをどれくらい食べているか」を少しだけ意識することから始めてみてください。酸化や糖化を招きにくい食べ方を取り入れることで、内側からのケアが整い、肌をいたわる習慣につながります。

記事監修

1c8fdc6e234b4bbe3ba6f4b5a71b3844
ゆらぎの処方箋編集部
ゆらぎの処方箋編集部は、「女性のゆらぎ世代をもっと笑顔に」をテーマに活動しています。ちょっとした体調の変化から、美容やライフスタイルの工夫まで、等身大の視点で情報をお届け。読んだ瞬間から試してみたくなるヒントを発信しています。
Popular Posts
pixta_96284508_L_-1-1
“読むサプリ”『ゆらぎの処方箋』、はじまりの一頁
4dac651346b1505d3b82b8febbeddca0
更年期におすすめの成分「ゲニステイン」とは?効果・選び方を解説
pixta_73324539_M-1
ゲニステインとエクオールの違い【薬剤師監修】
pixta_60428748_M-1-1
エクオールとは?【薬剤師監修】
pixta_91392531_M-2
エクオールと女性の更年期【薬剤師監修】
Tag
Products
Archive