若返り成分「ポリフェノール」の種類と期待できる美容効果

2023.10.09
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老化の一因とされる酸化に対して、抗酸化作用が期待されているポリフェノール。
美容や健康を意識する中で、耳にする機会も多い成分です。

ひと口にポリフェノールといっても、その種類はさまざま。含まれている成分によって、期待される働きも異なるといわれています。

この記事では、ポリフェノールの種類や多く含まれる食材を確認しながら、美容習慣にどう活かせるのかを見ていきましょう。

ポリフェノールとは?

まずは、ポリフェノールがどのような成分なのかを見ていきましょう。
ポリフェノールとは、分子の中に複数のフェノール性水酸基を持つ植物成分の総称です。

少し専門的な表現ですが、身近な植物の多くに含まれている成分と考えるとわかりやすいでしょう。
土に根を張り、地上で育ち、実をつける植物には、ポリフェノールが含まれているとされています。

その種類は非常に多く、自然界には8,000種類以上存在するといわれています。
次に、ポリフェノールに共通して期待されている働きを見ていきましょう。

ポリフェノールに期待できる働き

ポリフェノールに期待される代表的な働きとして知られているのが、抗酸化作用です。

私たちは酸素を取り込んで生きていますが、その一部は体内で活性酸素に変化すると考えられています。
活性酸素は体に必要な働きもある一方、増えすぎると体を酸化させ、老化の一因になる存在です。

過剰に生成された活性酸素は、肌や脳の老化だけでなく、動脈硬化やがんなどの病気に関わる可能性もあるとされています。
こうした活性酸素の発生や働きを抑え、体を守る作用が抗酸化作用です。

ポリフェノールにはこの抗酸化作用が期待されており、美容や健康の面から注目されています。

種類別に見るポリフェノールの特徴と代表的な食品

ポリフェノールには多くの種類があり、それぞれ含まれる食品や期待される働きに違いがあります。
ここでは、代表的なポリフェノールの効果と、多く含まれる食材・食品を見ていきましょう。

アントシアニン

アントシアニンは、目の機能をサポートする働きがあるとされるポリフェノールです。
視力の維持に役立つだけでなく、白内障や緑内障など、目の健康を意識したい場面でも注目されています。

さらに、アントシアニンの抗酸化作用は目だけにとどまりません。
血流の酸化を防ぎ、動脈硬化や高血圧など、血液に関わるトラブルの予防にもつながるといわれています。

<アントシアニンが多く含まれる食品>

赤ワイン・ブルーベリー・ブドウ・プルーン・カシス・ナス・紫キャベツ・黒豆・黒ゴマ など

カテキン

カテキンには、高血圧や血糖値の上昇を抑える働きや、脂肪の吸収を抑える働きがあるとされています。
そのため、ダイエットや生活習慣の見直しを意識する方にも取り入れやすい成分です。

また、殺菌作用や抗菌作用があることでも知られており、虫歯や口臭の予防に役立つといわれています。
美容だけでなく、日常の健康管理にも取り入れやすいポリフェノールのひとつです。

<カテキンが多く含まれる食品>

緑茶・紅茶・番茶・ウーロン茶・リンゴ・ブドウ・ソラ豆 など

イソフラボン

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、女性の心身のバランスを保つうえで大切な役割を担っています。
このエストロゲンが減少したり、ホルモンバランスが乱れたりすると、気分のゆらぎや体調の変化を感じやすくなることも。

大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと似た働きをするといわれています。
エストロゲンが減少したときに、女性の心身を健やかに保つサポートが期待されている成分です。

女性らしい美しさを意識したい方にとっても注目されており、ダイエット面での働きも期待されています。

<イソフラボンが豊富に含まれる食品>

大豆・豆乳・大豆を使った加工食品(豆腐・おから・納豆・きな粉 など)

コーヒーポリフェノール

コーヒーに含まれるポリフェノールは、「コーヒーポリフェノール」または「クロロゲン酸類」と呼ばれています。
脂肪燃焼をサポートし、肥満予防に役立つとされている成分です。

<コーヒーポリフェノールを多く含む食品>

コーヒー豆・ジャガイモ・リンゴ など

カカオポリフェノール

カカオに含まれる「カカオポリフェノール」は、活性酸素の働きを抑える作用があるとされ、アレルギーの予防や改善にも役立つといわれています。
さらに、動脈硬化や高血圧など、血液に関わるトラブルを防ぐ働きも期待されています。

ストレスで眠れないときに取り入れたいのが、高カカオのチョコレート。
抗ストレス作用やリラックス作用が得られ、快眠につながるといわれています。

チョコレートの原料であるカカオに含まれる「テオブロミン」も注目したい成分です。
脳を活性化させる働きのほか、リラックス作用や代謝を高める働きもあります。

できれば、カカオ70%以上の高カカオタイプを選ぶのがよいでしょう。
美容と健康を意識する方には、取り入れやすい選択肢のひとつです。

<カカオポリフェノールを多く含む食品>

カカオ豆・高カカオのチョコレート・ココア など

タンニン

ポリフェノールの一種であるタンニンには、たんぱく質を変性させる「収れん作用」があるとされています。
組織や血管を引き締めることで、肌をすっきり整える働きが期待されている成分です。

さらに、タンニンには抗酸化作用もあります。
年齢に伴う変化へのアプローチや、生活習慣病の予防に役立つといわれている点も特徴です。

<タンニンを多く含む食品>

コーヒー・濃い緑茶・紅茶・ワイン・渋柿 など

ポリフェノールを摂取するときのポイント

ポリフェノールは水に溶けやすい性質をもつため、体内に蓄積されにくい成分です。
そのぶん、効果が長時間続きにくいという特徴もあります。

だからこそ、毎日こまめに取り入れることが大切。
美容や健康につなげるためにも、1日3食の中で、ポリフェノールを多く含む食品をひとつでも意識して取り入れてみましょう。

まとめ

健康的な美しさを保ちたいとき、ポリフェノールは日々の食事の中で意識したい成分のひとつです。
種類ごとに特徴が異なるため、食材を上手に選びながら取り入れることで、美容と健康の両面を支える習慣につながります。

まずはバランスの良い食事を基本にしながら、ポリフェノールを含む食品も無理なく取り入れていくこと。
毎日の積み重ねが、理想の健やかな美しさへとつながっていきます。

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