美容成分として注目されている「プラセンタ」。聞いたことはあるけれど、どんな成分でどのような美肌効果があるのかは、あまり知らないという方も少なくないはずです。プラセンタは約2000年前から美容効果があると不老長寿の薬として使われているのだとか！ 今回は、プラセンタの美肌効果と栄養素、効果を上げるための注意点をご紹介します。
目次
プラセンタって何？ 含まれる成分は？
プラセンタとは、ヒトや牛、豚、馬などの哺乳動物の廃盤から排出される成分のこと。胎盤には胎児の生命維持や成長を促す大事な働きがあります。そのため、プラセンタは多様な栄養素を含み、肌や体に嬉しい様々な作用が期待できると言われています。
プラセンタに含まれる栄養成分や成長因子
プラセンタには「タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル」といった美肌の素となる5代栄養素が豊富に含まれています。また10数種類のアミノ酸や核酸、活性ペプチド、酵素、成長因子（動物性プラセンタのみ）も含まれていて、皮膚科や医療機関などでも積極的に使用されています。プラセンタの成長因子とは、タンパク質の一種で、細胞の分裂を活発にして代謝を促す効果があり、新しい細胞や皮膚を作って若々しい体作りをサポートしてくれます！ 成長因子は私たち人間の体内でも作られていますが、18歳〜20歳前後に激減することがわかっています。いつまでも若々しくいるためには、成長因子が含まれる動物性のプラセンタをスキンケアやインナーケアに取り入れて補うことがオススメされています
プラセンタの「美肌効果」3つ
美容に良い様々な成分が含まれているプラセンタ。期待できる肌への効果もチェックしていきましょう！
１：血行促進作用による美容効果
プラセンタには血行を促進させる効果があり、それによって肌の保湿、美白、エイジングケア、新陳代謝アップなどの効果が期待できます。肌への栄養は血液から送られてくるので、血行が悪いと肌に栄養が届かず、細胞が衰えて老化を促進する原因になります。また血行が悪いと老廃物が溜まりやすくなるので、シミ・くすみ・クマの原因にもなりますよね。 プラセンタは血行を促進してくれるので、肌に栄養を届けやすくして、ターンオーバーを促し肌の再生を助けてくれます。２：抗酸化作用で老化防止
老化の原因とされる「活性酸素」。ストレス、紫外線、加齢などさまざまな要因により体内で生成される物質です。活性酸素は免疫機能として働くため、人の体に不可欠ですが、増え過ぎると肌などの細胞が傷つけられて老化が促進してしまいます。特に紫外線など外的刺激にさらされることが多い顔周りは、体の中でも特に活性酸素による老化ダメージを受けやすい場所ですよね。紫外線はシミの原因になるだけではなく、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンにダメージを与えて、シワやたるみも引き起こしてしまいます。
プラセンタが持つ抗酸化作用を利用することで、コラーゲンのダメージを抑制してシミの原因となるメラニンの発生を抑えて、肌を老化から守ることができます！
３：肌のハリや潤いをサポート
プラセンタには繊維芽細胞を増殖させる作用もあります。線維芽細胞は肌表面の真皮層にある細胞で、肌のハリや潤いを保つコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの美肌成分を生み出しています。美しい肌を手に入れる上で欠かせない細胞なのです。繊維芽細胞の自己増殖能力は、加齢や活性酸素の栄養で20代後半から低下して、30代ではその低下が一気に強くなると言われています。プラセンタはそんな繊維芽細胞の増殖を促す働きがあるので、美肌成分を補助して内側からハリと潤いのある美肌作りをサポートしてくれます！
プラセンタを取り入れる時、注意したいことは？
様々な美肌効果をもたらすプラセンタですが、取り入れる際の注意点もチェックしておきましょう。
食生活や運動にも注目する
美容のためにはプラセンタを摂取するだけではなく、毎日の食生活や運動にも気を配り、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。動物性プラセンタに含まれる成長因子は、ホルモンを活性化させる働きがあります。ホルモンが活性化されると新陳代謝がアップして、エネルギを消費しやすくなるので食欲が増してしまうこともあると言われています。プラセンタを摂取するときは、食生活と運動をセットに考えるのが良いでしょう。代謝が上がった状態で、食生活に気をつけて軽い運動などをすると、ダイエットにも繋がるのでオススメです！