日差しが強くなる夏は、一年の中で一番紫外線を気にする季節でしょう。
紫外線は日焼けするだけでなく、ケアをしないと乾燥やシミの原因にもなります。
日焼けをしないで美肌をキープするためには、紫外線対策が大切です。
今回は紫外線を対策する5つのポイントと、うっかり日焼けをしてしまった後のケアの方法についてご紹介します。
紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)の2種類あります。A波は肌の深い部分まで届いてコラーゲンを損傷させて肌の弾力を失い、シワやたるみの原因となります。B波は細胞を傷つけて炎症を起こすため、肌を守るために大量にメラニンが生成され肌を黒くします。日焼けやシミの原因となるのはB波の影響ですが、どちらの紫外線も肌にダメージを与えるため対策する必要があるのです。
外に出る20~30分前に塗り、2~3時間おきにこまめに塗り直しましょう。
日焼けをすると肌内部が軽い火傷をしたのと同じ状態になるため、しっかり冷やして熱をこもらせないようにしてください。肌のバリア機能も低下しているので、保湿ケアを十分にして乾燥を防ぎます。冷蔵庫で冷やしたシートマスクがベストです。夏の間はいつでも使用できるように冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。メラニン色素の生成を抑制するビタミンCも摂取して内側からも対策していきましょう。
目次
知っておきたい2種類の紫外線
紫外線対策の前に、まずは紫外線とはどのようなものなのか、肌への影響などについて知っておきましょう。紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)の2種類あります。A波は肌の深い部分まで届いてコラーゲンを損傷させて肌の弾力を失い、シワやたるみの原因となります。B波は細胞を傷つけて炎症を起こすため、肌を守るために大量にメラニンが生成され肌を黒くします。日焼けやシミの原因となるのはB波の影響ですが、どちらの紫外線も肌にダメージを与えるため対策する必要があるのです。
紫外線対策の5つのポイント
紫外線は事前の準備でしっかり対策をしておけば日焼けしないで過ごせます。紫外線の影響を受けないためにも、夏の間は紫外線対策を強化していきましょう。紫外線を対策する5つのポイントを見ていきましょう。日焼け止めをムラなく塗る
日焼け止めはファンデーションのように顔の部分だけ塗る方が多いですが、うっかり日焼けにも注意してください。うっかり日焼けしやすい部分は、首、首の後ろ、耳、デコルテです。塗りにくい部分もありますが、顔だけでなく露出している部分も丁寧にムラなく塗って日焼けしないようにしましょう。用途に合った日焼け止めをこまめに塗る
日焼け止めを選ぶ時「SPF」と「PA」の表示をチェックして購入する方は多いでしょう。SPFは「Sun Protection Factor」の略で、UV−Bに対する防止効果を示し、数値は2~50、50以上は50+と表示します。PAは「Protection Grade of UVA」の略で、UV−Aに対する防止効果を示し、PA+~PA++++の4段階です。日常ではSPF10~30、PA+程度、野外に長時間いる時はSPF30〜40、PA++程度、野外でのレジャーやマリンスポーツの時はSPF50以上、PA+++以上が好ましいです。外に出る20~30分前に塗り、2~3時間おきにこまめに塗り直しましょう。
帽子や日傘で紫外線からガードする
紫外線対策は物理的に紫外線をガードすることも大切です。屋外では直射日光が大気中の分子に当たって散乱した紫外線を受ける「散乱光」と、直射日光が壁や地面に当たり反射する「反射光」があります。さまざまな方向から紫外線の影響があるので、日焼け止めだけでなく帽子や日傘でも遮りましょう。サングラスで目を守る
サングラスはファッションアイテムとしての要素が大きいため、なんとなく避けている方も多いかと思いますが、最近では目を守るために使われています。オーストラリアなど紫外線の強い地域では、赤ちゃんでもサングラスをかけているので、目を守るためにサングラスは必須アイテムです。サングラスは紫外線の刺激から目の角膜を守るだけでなく、視界を暗くすることでメラニン色素の生成を抑えられます。太陽が照りつけるような暑い日は、目から入った情報が脳に伝達されて肌を守るために紫外線が大量に生成されてしまいます。サングラスをすれば明るさが抑えられて脳が暗いと錯覚するので、サングラスをするだけで紫外線対策ができるのです。日焼け止めをしっかり落として保湿
日焼け止めを塗ったら必ずクレンジングで丁寧に落として肌に残さないようにしましょう。毛穴に残っていると毛穴詰まりを起こし、肌トラブルを起こす原因になります。クレンジングと洗顔の後は化粧水でたっぷり水分補給をし、乳液やクリームで油分を与えて保湿します。必要な水分と油分が補われることでバリア機能が高まり、紫外線のダメージから肌を守ります。日焼け対策と合わせて乾燥対策もし、肌トラブルを防ぐことも大切です。うっかり日焼けをしてしまったら…
紫外線対策をしたのにうっかり日焼けしてしまったら、72時間以内のケアがポイントになります。メラニンは日焼けをした72時間後には生成されてしまうため、早めにケアをしてシミや色素沈着を残さないようにしましょう。日焼けをすると肌内部が軽い火傷をしたのと同じ状態になるため、しっかり冷やして熱をこもらせないようにしてください。肌のバリア機能も低下しているので、保湿ケアを十分にして乾燥を防ぎます。冷蔵庫で冷やしたシートマスクがベストです。夏の間はいつでも使用できるように冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。メラニン色素の生成を抑制するビタミンCも摂取して内側からも対策していきましょう。