夏から秋にかけて気温や湿度は変わってきているのに、夏と同じお手入れを続けていないでしょうか。夏に受けた肌のダメージは秋に出ることがあり、秋のスキンケア方法は夏と変わります。 秋は気温と湿度が下がり肌が乾燥しやすくなるため、肌のバリア機能が低下し、肌荒れにつながります。
また、花粉の影響や冷えによる血行不良なども肌荒れの原因となるのです。
今回は夏に受けた紫外線のダメージや、秋のスキンケア方法について解説します。
遅れてくる紫外線ダメージとは？
紫外線は半日くらい日に当たっただけでも細胞にダメージを与えるため、10日後くらいまでは日焼けするだけでなく、細胞が縮小してしまいます。その後、もとの状態に戻るまでに2〜3ヶ月かかるので、ひと夏に浴びた紫外線の影響は肌が完全に戻るのに1年以上かかってしまうのです。
肌は紫外線が細胞に与える影響を少なくしようと、通常時よりも角質層を厚くし肌を守ろうとします。
そのため、秋口の肌はゴワつきを感じたり、乾燥して古い角層が毛穴につまりニキビなどの肌トラブルが起きやすくなったりしてしまうのです。
お肌の変化を感じたら早急なケアが必要です。
秋のスキンケア方法
夏のダメージが溜まって肌が乾燥しやすく、古い角質や角栓が溜まりやすい秋の肌には、実際にどのようなお手入れをすればよいのでしょうか。秋のスキンケアのポイントをご紹介します。 ・化粧水でたっぷり水分補給 化粧水で水分補給して潤いを与えることは大切ですが、化粧水をつければつけるほど浸透するかというとそうではありません。
基本的に化粧水は洗顔の後適量を手に取り、顔全体に手のひらを使ってつつみこんで、押し込むように塗布すればOKです。
しっかり水分が補給されると肌はひんやり冷たくなるので、乾燥が気になる場合は重ね塗りしましょう。 ・乳液・クリームでしっかり保湿 化粧水で肌を整えた後は、乳液やクリームを使って油分でフタをして肌の水分をキープします。
オイリー肌やニキビ肌の人はベタつくのは嫌だと化粧水だけですましてしまいがちですが、油分を使ってお肌にフタをしないと、水分が蒸発し肌の水分量が不足してしまいます。
これは、肌のバリア機能をさらに低下させるだけでなく、皮脂分泌が過剰になりテカリやニキビなどを引き起こす原因にもなってしまうのです。
悪循環に陥らないためにも、水分で潤いを与えた後には油分で保湿しましょう。 ・乾燥しやすい目元は集中ケア 目元は皮膚が薄くデリケートな部位なので、乾燥しやすくなった頃から集中ケアしておくことが大切です。
目元のダメージを放置してしまうと、たるみやシワ、シミとなってあらわれやすいです。
スキンケアの最後に乳液やクリームを重ね塗りしたり、目元専用のアイクリームで保湿しましょう。
エイジングサインは目元に出やすいので、早めのケアで目元のたるみやシワを予防できます。 ・秋でも油断せず紫外線対策 紫外線は気温の高い時期や晴れの日だけでなく、年中降り注いでいます。
夏が終わると油断して日焼け止めを塗らないなど、紫外線対策を止めてしまう方もいますが、秋の紫外線にも要注意です。
日焼け止めのSPFやPAは高くなくていいですが、紫外線カット効果のある下地やファンデーションは引き続き使っていくといいでしょう。 ・週に1回は角質ケア 角栓や、古い角質が溜まりやすい秋の肌は、角質ケアでお肌をクリアな状態に保つことが大切です。
角質ケアは肌のざらつきがなくなってスベスベになるだけでなく、化粧水や乳液などの美容成分をしっかり浸透させることができます。
角質ケアでも、ピーリングケアは肌刺激が気になって避ける方もいるでしょう。秋の毛穴ケアや角質ケアにおすすめなのが、クレイや酵素の成分が配合された洗顔料を使った洗顔ケアです。
洗浄力が高いので毎日使うとかえって乾燥を招いてしまいますが、週に1～2回のスペシャルケアとして取り入れてみましょう。
角質ケアの後は肌が乾燥しやすくなっているため、いつも以上に保湿ケアを入念におこなってください。
フェイシャルコースを活用して夏のダメージを早急にケア！
夏のダメージを受けた肌を早急にケアするのは、エステサロンのフェイシャルコースもおすすめです。エステサロンにはひとり一人の肌質やお悩みをケアできるメニューが揃っているので、セルフケアだけは難しいケアをカバーできます。
リラックス効果もあるため、夏の疲れた体を癒す効果も期待できるでしょう。
紫外線の影響でごわついてしまった肌や、くすんでしまった肌を早く改善したい方は、エステサロンのフェイシャルを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
夏のダメージの影響や秋のスキンケア方法についてご紹介しました。紫外線や花粉は肌のバリア機能を低下させる原因になるため、夏に引き続き秋も季節に応じたスキンケアは大切です。
季節の変わり目で肌はゆらぎやすいですが、ひとつ一つのスキンケアを丁寧に行い、夏のダメージを回復させていきましょう。
