
今回は敏感肌の化粧品選びとスキンケア方法をご紹介します!
そもそも「敏感肌」とは?

肌は「潤いを保つ作用」と「肌を外部刺激から守る作用」の2つの作用で守られています。しかし、肌の角質層の水分が少なくなって乾燥すると、皮膚のバリア機能が弱まってしまうのです。敏感肌になる原因はさまざまですが、大きく内的要因(栄養不足・睡眠不足・生活習慣の乱れ・ストレスなど)と外的要因(間違ったスキンケア・気候による刺激・紫外線・冷暖房など)に分けられます。
敏感肌を改善するためのスキンケア方法

・クレンジング リップやマスカラなどのポイントメイクは、顔全体のクレンジングの前に、クレンジング剤や専用リムーバーをなじませたコットンを使ってあらかじめ落としましょう。ポイントメイクは落としにくい場合もありますが、ゴシゴシと力を入れてこするのはNGです。摩擦をかけないように優しくケアしましょう。クレンジング剤も肌に負担の少ないものが◎。 ・洗顔 洗顔は正常な肌状態の場合、朝と晩の1日2回行うのがオススメです。肌が乾燥していたり、赤みやひりつきがあったりする場合は、様子を見ながら洗顔回数を減らすなど調整してくださいね! 洗顔料は使用量を守って、泡だてネットでたっぷり泡立てて、手のひらに乗せてひっくり返しても落ちないくらい濃密な泡を作るのがポイントです。肌に手が触れることがないように泡で包み込むようにしましょう。 ・すすぎ洗い クレンジングと洗顔は、洗いの腰がないように水やぬるま湯でしっかり洗い流してください。生え際や輪郭はクレンジングや洗顔の洗い残しが不足しやすい部分なので要注意です。 ・保湿ケア 洗顔後は時間を空けず、すぐに化粧水で潤いを与えましょう。擦ったり叩き込んだりすることはせず、ハンドプレスで優しく押し込むようにして顔全体になじませます。乾燥が気になる場所には、重ねづけが効果的です。化粧水の後は、ジェルやクリームなどの保湿剤を手のひらに適量取って、塗り重ねます。バリア機能が低下した肌は水分が保持しにくいため、化粧水の後、保湿剤や美容液を重ね塗りして水分の蒸発を防いでくださいね! ・紫外線ケア 皮膚のバリア機能を低下させる紫外線は、乾燥にも繋がるため敏感肌の大敵です。日焼けによるダメージから肌を守るためには、日頃から紫外線ケアを行うことが大切です! 天候に関係なく紫外線は降り注いでいますので、毎日の対策を徹底して、化粧下地としても使える日焼け止めを取り入れるなど工夫しましょう!
敏感肌のスキンケアアイテムの選び方は?

これらの症状をケアして予防するためには、肌に優しい低刺激処方のものや保湿成分を配合した化粧品を選ぶことが重要です。またバリア機能が低下した状態である敏感肌は水分を上手く保持できないため、保湿が非常に重要です。セラミドやスクワランなどの保湿成分を配合した保湿重視の化粧品を選ぶことがオススメされています。
・避けた方が良い成分は? クレンジングや洗顔料のなかには、肌の刺激になる可能性がある成分が含まれているものもあります。なかでも石油系の合成界面活性剤は、肌に負担や刺激を与えることもあるので、敏感肌の方は避けた方が良いでしょう。 ・保湿剤選びのポイントは? バリア機能が低下している肌は水分を上手く保持できず、乾燥しやすい状態です。敏感肌の方にオススメされているのが「セラミド配合」の保湿アイテムです。セラミドはもともと肌に存在している成分で、水と一緒になることで「ラメラメ構造」という特殊な構造を作り、水分が蒸発して逃げないようにつなぎとめる働きがあります。
その他、天然の潤い成分「スクワラン」「アミノ酸」「ヒアルロン酸」など配合されたスキンケアもオススメです。