紫外線のダメージが一気に出る8月の集中ケア方法

紫外線は年中降り注いでおり、夏が特に多くなるイメージですが、実は4月から増え始めて5月が最大量となっています。 夏になると現れる紫外線のダメージは春から徐々に蓄積し、7~8月にシミやシワとなって現れるのです。 紫外線のダメージはすぐには現れないので気付きにくいですが、すぐに集中ケアをすればまだ肌の奥に潜んでいるダメージもケアできます。 今回は紫外線によるダメージや、対策できる集中ケア方法についてご紹介します。

紫外線が及ぼす肌へのダメージ

紫外線は肌にダメージを及ぼしますが、実際はどのような悪影響があるのかわからない方も多いです。 まずは紫外線がなぜ肌に悪いのか、どのような肌ダメージを起こすのは知っていきましょう。 紫外線とは太陽から地球に届く光の一部で、強いエネルギーで物質に化学変化をもたらすのが特徴です。 地球に到達する紫外線はUV-A波とUV-B波の2種類あります。
  1. A波:肌の深い部分まで届いてコラーゲンを損傷させて肌の弾力を失い、シワやたるみの原因となります。
  2. B波:細胞を傷つけて炎症を起こすため、肌を守るために大量にメラニンが生成され肌を黒くします。
  3. 肌に及ぼす影響を見ていきましょう。 シミやくすみを作る
    日焼けをすると肌が炎症して赤くなり、何もケアをしないと黒くなってしまいます。 さらに放置してしまうとメラニン色素が蓄積して体外に排出されず、シミやくすみを作ってしまうのです。日焼けによってできてしまったシミは皮膚の浅い層にあるため、数か月で現れることが多く早くケアをすれば薄くできます。 長年蓄積したメラニンが外部からの刺激やホルモンバランスの影響で、急に現れることもあります。 シワやたるみを作る
    UV-A波は肌の深い部分まで届いて皮膚組織にダメージを与えて断裂させます。網目状に結合していたコラーゲンが断裂してしまうと、肌は弾力を失ってしまいます。 ハリのない肌には溝ができてシワとなってしまい、放置すると重力で下垂してたるみを作ってしまうのです。 肌を乾燥させる
    紫外線は肌内部を炎症させるため、水分が蒸発しやすくなり乾燥を引き起こします。 乾燥すると肌が硬くなってくるので、通常のスキンケアをしても水分が補給できない状態になり、さらに乾燥を加速させるのです。 夏は皮脂分泌が過剰になるため肌がべとつきやすいですが、皮脂を取りすぎてしまうとかえって乾燥を引き起こすこともあります。 肌のバリア機能を弱くする
    紫外線によってダメージを受けた肌はバリア機能が低下しているため、水分保持力も低下して刺激に弱くなってしまいます。 バリア機能が弱くなった状態で、さらに紫外線を浴びたり乾燥してしまうと、肌トラブルが起こる可能性を高めてしまいます。

    集中ケアで紫外線対策!

    紫外線でダメージを受けた肌は、通常のスキンケアに加えて集中ケアで回復させましょう。 早めにケアをすることでシミが濃くなったり、シワを深くするなどの深刻なお悩みを防げます。 年中日焼け止めを塗る
    紫外線は気温が高い季節や天気のいい日だけでなく、年中降り注いでいます。そのため日焼け止めや紫外線カット効果のあるファンデーション、下地は年中塗って紫外線をカットしましょう。 日差しの強い日は目からの情報で脳が肌を守るためにメラニンを生成する指令を出してしまうので、サングラスなどで目を守る紫外線対策もあります。 シートマスクを活用する
    夏でも保湿は重要です。紫外線や空調、汗等が乾燥する原因になるので、しっかり肌に水分と油分を補給して乾燥を防ぎましょう。暑い夏の水分補給にはシートマスクがおすすめです。 冷蔵庫で冷やしておけば顔全体が冷えて気持ちいいですし、シートマスクをしている間に別のことができるので一石二鳥です。 ビタミンを摂取する
    夏の肌ダメージを内側からケアするためには、ビタミンを多めに摂取することをおすすめします。ビタミンA、C、Eには抗酸化作用があり、紫外線でダメージを受けた肌を補修する栄養素です。それぞれのビタミンを食事でバランスよく摂るのが理想ですが、毎日の食事で摂るのは難しいでしょう。 ビタミンを集中的に摂取するにはサプリメントを上手に活用して、毎日摂り続けられるようにしてみてください。 水分をたくさん摂る
    夏は紫外線の影響だけでなく、汗をかいて体内の水分量が減りやすいので、水分をたくさん摂るように心がけましょう。体内の水分量が少ないと肌の水分量も減って乾燥してしまいます。外側からも内側からも水分補給するのが大切です。1日2リットルを目安にこまめに飲みましょう。 暑い日はアイスコーヒーやビールを飲みたくなりますが、利尿作用で体外に排出されてしまうため、できるだけ水を飲むようにしてください。

    紫外線ダメージが気になったらエステサロンで集中ケア

    紫外線によるダメージを集中的にケアしたいようでしたら、エステサロンのフェイシャルを利用する方法もあります。フェイシャルはエステサロンでしか受けられない施術もあり、お肌のお悩みに合わせたメニューが揃っています。 くすみやたるみなどの全体的なケアから、シミやシワにもピンポイントでアプローチできるので、ワンランク上のケアで美肌が目指せます。

    まとめ

    紫外線によるダメージや集中ケアの方法をご紹介しました。 年々紫外線の強くなる時期が早くなっているため、早くから予防とケアが必要です。 紫外線による肌ダメージの出やすい8月は、お肌の変化に合わせて集中ケアをし、シミや色素沈着を残さないようにしましょう。